満足度★★★
『ハイ・クオリティー』を観劇。。。
終始ナンセンス&カオスな展開で押しまくるパワーは凄いの一言。あまりのバカバカしさにさすがに笑ってしまうけど、正直ちょっとクドイかなぁ。。。
満足度★★★
哲学的SFな『ハイ・クオリティー』
馬鹿馬鹿しくて騒がしい内容でありながら、人間とは何かを考えさせる要素もあり、ただ笑えるだけではない作品でした。
ペットとして扱われている掃除機/掃除機を操るロボ/人間の3つのクラスの境界があやふやになって行く展開で、精神異常者/正常者やロボ/人間といった2つのクラスで同様のモチーフを扱った作品は良くあるのですが、3つのクラスにしたことで混迷の度合いが高まっていて物語に深みが出ていて良かったです。
激しい口論中に第三者がポロッとこぼす台詞のとぼけた風味が楽しかったのですが、その手法を多用し過ぎていて、後半ではくどく感じました。
篠原正明さんの映画の吹き替えの様な声色と台詞回しが魅力的でした。川上友里さんの壊れた演技も強烈でした。
交互上演の『さらに』は下品過ぎてあまり楽しめなかったのですがこちらの作品は興味深く観ることが出来、敢えて異なるテイストにした作風の広さ(しつこさは共通していましたが)が印象に残りました。
満足度★★
さらに
往年のにっかつロマンポルノ、中でもK子S介監督が得意とした(?)ブッ跳び系のものに通ずる内容で「エロ楽しい」が、途中で中だるみし、終盤が(例によって)クドくダレてしまい、体感時間が実時間の95分よりかなり長く思われてしまうのが残念。(敢えてこの順で記述)
良くも悪くもナカゴー丸出しといったところか。
満足度★★
下品さが際立つ『さらに』
ひたすら下ネタが続くナンセンスな物語を癖の強い演技で描く、低俗で酷い内容ながら、台詞の文体や間にセンスが感じられ、最後まで飽きること無く観ることの出来る作品でした。
ある出版社の社長・副社長の兄弟が恨みを持つ者達に襲われるというストーリーですが、全然中身が無くて擬画化されたセックスシーンが何度も繰り返されるだけで、あまりのくだらなさの徹底ぶりに逆に潔さを感じました。
終盤の展開はゾンビ物やアクション物の映画を彷彿とさせる盛り上がりがありましたが、中盤で冴えていた台詞のセンスが弱まってしまっていて残念でした。
映画の台詞を思わせる文体が会話に終始ぎこちなさを感じさせていて印象的でした。他の人が話している時に台詞を被せるタイミングが絶妙で、妙な間が楽しかったです。
素舞台に椅子とテーブルだけで小道具も紙製の安普請な美術と、赤と青の悪趣味な色合いのまま変化の無い照明がチープさを強化していました。
満足度★★★★
ここまで貫いていただければ
2日に分けて両作品を観劇。
いろいろと突き抜けていたなぁ。でも、どちらの作品にもその設定のナンセンスさや下世話さが人間が原点にもつ何かを温度や高揚感とともに組み上げていくことに瞠目。
ナカゴーワールドにどっぷりと浸されてしまいました。
満足度★★★★★
両方観劇
いやーこれはひどい!
セックス&バイオレンスといえばいいでしょうか。
特に「さらに」の方は気にするかたはお気をつけて!
まあ、面白かったです。
コスパ最強、二本とも観るつもりならば一本無料で割ると\1,100と破格です。
そもそも一本分でも安いですよね。
前の時も思ったけど、こういうのがいつもやってて、仕事終わりとかにふらりと行けたら最高だと思う。
どちらも独特の台詞というか単語の繰り返しが癖になりそう。
アンケートは無し。
DM送らなくても客は来るのでしょうし、ぶれない作品作りをしているのでしょうからいらないというのは分かる。
潔くて好き。