病院ミシュラン 公演情報 病院ミシュラン」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
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  • 二度目は二度目で
    初見のときは、やはり筋を追うのがせいいっぱいなので、二度目は役作りや演出、舞台そのものを楽しんだりいたしました。

    たとえばふたりのナースさんの足元、ポケットにさしているものに、それぞれの個性が「なるほどなあ」という現れ方をしていること。
    不良患者さんそれぞれが読んでいるもの。
    そしてリアクション演技のすばらしさ!

    ネタバレBOX

    わたしは電子書籍も買ったもので、しりとりとか、院長の不器用っぷりとか、覚えて何度も反芻してしまいます。
    不良トリオ+西園寺さんの善人っぷりがわかるシーンはもう、あのハチャメチャ世界のオアシスですね。
    連城クンの身体能力の見せ場は、メタフィクション的でシュールで、これも好き。

    歌のシーンは一度目は大笑いしましたが、二度目は歌詞がしみて、ちょっと泣けてきました。
    演出の永井さんが作詞されたのですね。シンプルだけど、病気になった人の心理をよーく理解されてるなあと思いました。

    唐沢さんが亡くなったのは悲しすぎますが、今後も再演され続け、生き続けてほしいですよ。
  • 満足度★★★★★

    そうだったのかー!
    からっとした喜劇なので、てっきり…

    ネタバレBOX

    最後はハッピーエンドかと思ったら、ブラックユーモアそのもののエンディングでしたね。
    奥さんがかなりかわいそうで、また石津さんが渾身の名演技なので、「あららららー」と思いましたが、ここは、そうじゃなきゃいけないんだね。
    病院が、ついに、病院の役割を放棄した瞬間なんだね、あれは。

    不良患者ひとりひとりの造形や、病院側の役割分担が、ていねいにつくりこまれていて、何時間でも見ていたいお芝居でした。
    宮崎さんのナースはいちばん無難な人だったのに、あんな姿であんなに大活躍するとは…。

    今回、わたしの友人知人、元上司に元同僚が合計二十数人見てくれたんですが、みんな口々に面白いって。
    「達者な役者さんばっかりですねー」とも言われて、自分のことのように「ええ、当然ですとも」と威張ってしまいました。
    自分のブログやツィッタ、Facebookを持ってるんで、ここにはなかなか書きに来てくれませんが…。

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