頑張って。そしてお疲れ様。
Aチームを観劇。約2時間。休憩なし。
開演時間になってから諸注意を言うのはどうなのか。
「お手洗いはお早めに」って、もう開演時間過ぎてます(^^;)
遅れ10分弱。
さて本編。
前半は説明に終始してしまった感があります。
私がおぉ盛り上がってきた!と思ったのはラスト30分でしょうか。
(共に観劇していた幕末好きの方曰わく「幕末好きには堪んない」内容だったようです)
当日パンフレットのコメントにもあったとおり、史実の中にありながら「んなわけないやろ」という内容になっています。
しかし、だからこそ楽しめたと思います。観劇しながら「えぇー!?ないない(^-^)」みたいな。
印象に残るのは千葉重太郎、東徳之進。
堀川蓮之丞はすごくおいしい役なのにもったいない。何だか一貫性のない人物に映ってしまった、私には。
茜太夫はもっと“格上の女”感が欲しい。
時代劇って、本当に難しいですね。
所作ね。着付けとか着崩れ直すのとかね。
満足度★★★
脚本は面白い
竹内さんの作品は、息子の初舞台で、一度、二度とこの劇団は観たくないと思った作品で、一度、そして今度で、三度目の観劇になります。
群像劇がお得意なんだと思います。そうして、よくもこれだけの多勢の出演者を整理して、視覚的にも、ストーリー的にも、破綻なく見せる技術に長けているなと、観る度、感心します。
この作品を、演技力に長けた役者さんだけで上演されたら、どんなに面白かっただろうと思うと、その部分において、やや残念な仕上がりでした。
時代劇を演じるには、やはり日頃の鍛錬が必要な気がします。
冒頭からしばらくは、役者さん達の所作の酷さに、気恥ずかしくなって凝視できないところがありました。
今日のチームの初日のせいか、役者さんが台詞を忘れたり、龍馬ご自身が、ご自分の名前を「りゅうま」と発音されたりと、失点も見受けられました。
開演前の、数人が、順番に、注意事項を述べるところも、どうせなら、もっと流麗にして頂きたかった気がします。あそこで、皆さんの息が揃うだけでも、芝居に対するワクワク感が違って来ると思うので。(それに、開演時刻を10分も過ぎてから、始まった注意事項読み上げで、これからトイレタイムを取る方がいないかと質問して、実際、促されてトイレに立つ方がいたのには呆れました。幾ら知り合いだらけの客席だとしても、一応有料公演である以上、こういうプロ精神に悖る行為は、それだけで、減点要素だと思います。)