満足度★★★★
USUAL ↔ LAUSU
USUALの日常と反対の非日常を楽しむと意味を込めてLAUSUと付けられたというユニットの第一段作品。
大村わたるさん、中村倫也さん目当てで観に行きました。
倫也さんは今までミュージカルものしか観たことなかったので
小さい劇場でのお芝居は楽しみでした。
倫也さんも勿論良かったのですが女優さんのパワフルさが面白くて良かったです。
千葉さんの演出も観たくて楽しみにしてました。好きなタイプです。
脚本が映画やテレビドラマで活躍されてる大森美香さんで
上手くまとまりすぎてて商業的さも少し感じましたが
物語は面白く、そして悲しいけど愛がつまったものでした。
満足度★★★
怒涛の5日間
ネカフェ難民や家族や人間関係、現代的な悩みを体現してる青年と内向的な少女。重苦しくもならないが、やや地味で少し暗くて切ない終り方、でも最後は救いのある話で、少年少女の為の演劇って感じだった。
映像やセットの場面転換時、話の余韻を感じるより、暗転の「間」が盛り上がりを停滞させているように思えた。
個性的なキャストの集合も魅力的で、ついそちらに目が行ってしまうが、話に重点を置いてみた方がもっとこの作品の内容がすんなり受け入れられたかも。ゾンビ女の千葉さん家納さん弘中さんの場面には爆笑した。
約105分。
満足度★★
プライド
ハッピーな内容ではないものの重くなり過ぎず、爽やかな後味が感じられる作品でしたが、流れの悪さがもどかしく思いました。
職を失いホームレスになり死んでしまった男の最後の5日間に起こった出会いを描き、不幸に見える人生でもプライドを持つ大切さを訴える物語でした。
必要以上に間を取る沈黙のシーンが多くてドラマとしての流れが生まれず、クライマックス感もあまりなくて、全体的に平坦な印象を受けました。
物語や演出に中高生向けの様なテイストがあり、ネットゲーム内の世界を演じるアクションシーンもあって、描かれる世界観への入り難さを感じました。
場所の写真やキーとなるアイテムが映像で映し出されるのは説明的過ぎで、またその表現方法にも安っぽさを感じました。映像に頼らずに演劇ならではの想像力を喚起する手法で見せて欲しかったです。
ドアや窓が仕込まれた大きな壁だけのセットが興味深かったのですが、もっと色々と効果的に用いることが出来そうに思いました。
個性的な役者達が出ているのにあまり活かされていなくて(特に男性陣)、勿体なく思いました。