◯六◯◯猶二人生存ス 公演情報 ◯六◯◯猶二人生存ス」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
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  • 満足度★★★

    惜しい
    どなたかも書かれていましたが、この内容はこの劇場向きじゃないような気がします。肝であるはずの切迫性と圧迫感が伝わって来なかったです。勿論、二人の迫真の演技である程度は伝わってきますが、
    死に際の声が後ろの席にまで聞こえるようにしなくてはならないと言う二律背反の命題でしたね。
    後、助かる助からないサスペンスとこの二人と語り部の人間関係が短すぎる分薄まってしまっている感じがします。
    出来れば、もう少し小さい会場でもう少し長めに見たかったかなあと思いました。

  • 満足度★★★★

    流石の密度でした。
    「楽屋」を拝見できず、楽しみにしていたこちらの作品。広い劇場だったのでどのように攻めてくるかなと思いきや、意外にいつものショコレートケーキでした。真ん中より少し後方の席で観たのですが、見ていて胸がどんどん苦しくなっていって・・・流石日澤さんの演出だなと感心しました。チョコの後に上演したJACROWとくの売り文句「吐き気がするほど濃密な空気」を先に感じさせてくれてしまったので、JACROWさんにとってはちょっと不利でしたかね(^-^;)

  • 満足度★★★

    いい企画
    いい企画だと思った。
    小屋と芝居が合っていない。それでもいいと思っているならこちらも構わない。
    しかし違和感が最後まで取れなかった。

  • 満足度★★★

  • 満足度★★★★★

    何の為に死ぬのか。
    シンプルな舞台装置と短い尺の中で、戦争中の狂気とも言える実直な若者たちの生き様と、役者の濃さが滲み出る作品だったと思います。本来の公演時間はもっと長かった模様。下の方にもあるように、劇場が広くなると、よりスタッフの案内や統制力が問われるような気は自分もします。それについてはTABACCHIの方に書きますが、今回自分の場合はそれでも楽しめたし、シートの眠気にも誘惑されなかったりありました。別個で掲載する自体は悪くないと思う。
    ただ戦争戯曲などは思想が政治的だったり、苦手だったり嫌悪感を持つ人もそれなりにいると思うので、その辺りは事前に周知できるように配慮が必要だと思います。以下

    ネタバレBOX

    舞台セットが質素で、別2作品と共通で使用する長い板?を魚雷の船内に模しているのが面白かったです。狭さを表現する為に、広い板状の中で妙に2名の役者の距離が近かったり、ちゃんと海軍の狭い艦内用の敬礼など細かく動きがあったように見えました。音声のマイクを仕込んでいたんでしょうか。革靴のギシッ、ミシッという音が、個人的には妙なリアルを感じた。
    玉音放送の音が大きすぎ、黒木と空気が聞き取りにくかったのが自分にはありました。そしてやはり見る側の感性によっては情景が分かりにくいところもあるかなと。ラストの終わり方は、死んでいく儚さをより出すようなブラッシュアップ出来たようにも思えました。次の者たちの為に死んでいく。そして時にそれが戦犯と言えるほど悪い影響を与えることもある。色々感じました。尺を短縮したなら本来のも見たいです。ありがとうございました。
  • 満足度★★★★

    特攻の起源
    どこまでが事実に基づいていることかはわからないが、
    少なくとも作品には、
    「特攻」を可能にした精神が、どのように醸成されたのかの一端が描かれている。
    作品内ではそれを「空気」とも表現している。

    多くの兵士が命を賭す攻撃を神聖な行為として受け入れるためには、
    人間魚雷「回天」に最初に乗り込んだ2人(黒木・樋口)の行為が、崇高な神話として機能する必要があった。
    黒木はそのことに自覚的であった。
    それこそが、この戦局を「回天」させ得るものとして。
    そして、この2人の物語を、1人の整備士が別の視点から見つめるという話。

    集団的自衛権の行使容認が進もうとしている社会状況がある一方で、
    特攻隊の物語が美談のエンタメとして受容されている。
    そんな現在の世相に漂っている「空気」をこの作品は問うている。
    過去を見つめると同時に、現在について考えさせられた。

    ネタバレBOX

    「回天」の運用テストの最中で地底に突き刺さってしまい、
    脱出不可能となった黒木と樋口が、酸素がなくなって死に至るまでの時間を描いた物語。

    2人の物語を、整備士の視点が相対化し、批評することで、この物語が美談になることを阻止している。

    その視点によって、優れて批評的な作品になっているという言い方はできるが、今まで観た古川健脚本の豊かさと比較すると、少々図式的で複雑さに欠けるという印象もある、短篇だから仕方ないとしても。
    作品がメッセージになってしまっているきらいがあるのだ。
    勿論、役者さんの強度や演出によって、メッセージだけの作品では全くないのだが。

    どうしても、劇団チョコレートケーキの作品には、過剰に期待してしまっているところがあるので、観方も厳しくなってしまう。(申し訳ない。)
    充分素晴らしい脚本であり、作品なのだけれど。

    『○六◯◯猶二人生存ス』というタイトルは、
    2人がまだ生存していた6時を指していると同時に、
    「回天」の別称「○六」ともかかっているという、素晴らしいひねり。
    それも、チラシ段階では、何を意味しているのか、何と読むのかさえわからないのに、観ているうちにはっきりしてくるというのも素晴らしかった。
    (私は事前には宮武外骨の「滑稽新聞」のようなものなのかと思っていた。それにしても読めなかったのだが。
     深読みすれば、○は空欄としてとらえ、「26〇〇年にも猶二人の作り出した神話は生存ス」という意味として捉えることもできる、、、。)
  • 満足度

    え、敢えてこちらだけを評価するならば。。
    この内容でなんでこちらとJACROWさんは個別にあるんでしょう?
    個別に料金払ってるわけではないので主旨がずれてる気がしますが。。
    敢えて個別に評するならば。

    先ず、客席のマナーが最悪だったのでそこでかなり阻害された事も最初に触れておきます。
    また全体的なことは「TABACCHI」の方で触れさせていただいています。


    今回、会場がホールだったけど、ホールに適した芝居を残念ながら用意できていない様に思いました。


    ちなみに芝居自体が面白くない、だとかクオリティが低いだとかを思っているわけではありません。
    最初から単体で小劇場で観れば全く評価は変わっていた様に思います。

    ネタバレBOX

    こちらの芝居でこう思うとは思わなかった。
    パンフレットに「短編であること以外は、紛れもなく平常運転でのチョコレートケーキ作品に他なりません」
    と書いてありましたが、まさしく、小劇場の芝居をそのままホールに持ってきてしまった印象です。
    広い舞台上、動きの無い呟く台詞が続く。
    これはきつい。
    特に岡本さん、こんなに聞き取りにくい芝居をされるかたでしたっけ?
    マイクが使われていたみたいではありますが、それでも。。広い空間に声が霧散してしまっていた。
    ただでさえ聞き取りにくいところ、客席から邪魔が入るとあっという間に台無しです。



    客からの投票で1位のところは賞金が貰えるらしいですが。
    そういうの抜きにして、主旨は合同することによって普段自分のところに来ている客層と違う人に観て貰う、知って貰う、という事ではないのですか。

    →と思っていたのですが、個別に立ち上がっているのを見るとそうでは無さそうですね、個人的にかなり残念です。
  • 満足度★★★★★

    私も
    一票は、チョコレートケーキさんに入れました。たった40分、3人だけで醸し出す、濃厚さは、流石でした。
    題名、『マルロクマル・・・・』に込められた想いに、感無量でした。

  • 満足度★★★★★

    一票!
    チョコに入れました。
    40分にきっちり合わせた中身の深さと重さ。

    話は深いのだけど、決して消化不良にならない。
    脚本と演出と演技・舞台芸術のすべてがちゃんと伝わってくるように仕組まれている。

    結構後ろのほうから観たので、もっと間近で観たかったのだけ残念。

  • 満足度★★★★★

    おいしゅうございました!
    もう本当に「ごちそうさん」じゃないけど観て美味しすぎる感でいっぱい。この企画に大満足です。この作品でしっかり劇団チョコレートケーキを味わいましたよ。ドキドキしてずっしり感じて。

    ネタバレBOX

    どの劇団に投票するかすごく迷わせるこの企画も面白かった。ホントどの団体もいい味なんですもの。

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