マスターベーション演劇?!
マームとジプシー初見です。
正直言って、技巧に走ったわかりにくい演劇が作りたいだけ。
という感じでした。
他劇団でも見られる繰り返しの技法が
取り入れられているのはまだいいのですが、
失敗している感あり。
1時間半という短い時間なのに
途中で飽きて帰りたくなりました。
最後にはなんとか無理やりまとめた感じだったけれど。
満足度★★★★
Rと無重力のうねりで
1時間40分ぐらい?ボクシングだった…辛い。どんなに辛くても立ち向かって、倒れても起き上がって、限界を超えても、それでも届かない、わからない、無重力の先。積み重ねが本物だから「わからない」と言える。弱いことが強さになる。壮絶。
満足度★★★★
鍛えられた身体から生まれるもの
初日を拝見。
以前の舞台で見た男優たちの、
顔つきや身体の変貌に驚愕。
その容貌や動きの先には、
観る側が理屈ではなく体感的に受け取りうる
ニュアンスや奥行きがありました。
またその男優たちに埋もれることのない
女優たちそれぞれに研がれた「演ずる筋肉」にも惹かれる。
観る側が置かれた物語への視座も
変わった気がする。
シーン一つずつの印象にしても、その構成にしても、
作り手のここ数作のような全体の俯瞰に置かれるのではなく、
直接投げ込まれてくるような感じがあって
観終わっても、
従前の作品のような息を詰めて見つめ浸るような感じではなく、
刹那の感覚がより強く残りました。
初日ということで、
今後、いくつかの部分の精度はさらに研がれていくのかもしれないし
表現のいろんなパーツは
もっとつながり束ねられるのだろうという予感もありつつ、
刹那ごとの表現の感触に心奪われ、
舞台を取り込まれておりました。