GEKIDAN●TENPACHI presents
生きるとは
実演鑑賞
KOKO PLAZA(大阪府)
2014/05/31 (土) ~ 2014/06/01 (日) 公演終了
上演時間:
公式サイト:
http://www.tenpachi.jp
期間 | 2014/05/31 (土) ~ 2014/06/01 (日) |
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劇場 | KOKO PLAZA |
出演 | 福満“グリズリー”ヒロユキ、HISAKO、SACHI、加藤崇幸、永倉有(演劇集団☆ゴサンケ)、瀬口昌生(演劇集団3618)、中村あゆみ、中山真治(演劇集団☆ゴサンケ)、煮干一星(演劇集団☆ゴサンケ)、前地佑哉、室龍規、森本憲(演劇集団☆ゴサンケ) |
脚本 | 福満“グリズリー”ヒロユキ |
演出 | 福満“グリズリー”ヒロユキ |
料金(1枚あたり) |
3,800円 ~ 4,500円 【発売日】2014/01/22 前売り3,800円、当日4,500円 |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | 5月31日(土)15:00/18:30 6月1日(日)11:30/15:00 |
説明 | 近隣の茶畑が色合いを深くする季節。 静岡県にある石材店、株式会社イシフクに男性が一人訪れる。 「イシフクさんってこちらですよね?」 「いらっしゃいませ。どうぞ、お掛けになって下さい」 「墓、…あの、お墓を建てたいのですが。あの、イシフクさんがいいですよって、知人が。」 「ああ、そうですか。それはありがとうございます。私、イシフクの望月松二と申します。」 「あ、お世話になります。私、富永と申します。」 松二は、はっとした。 ゆっくりと「偶然」という歯車が回り出した。 イシフクは創業100年を迎える静岡の老舗石材店だ。 苦い目の望月松二、18歳の頃。1923年(大正12年9月1日)。 マグニチュード7,9という未曽有の大地震が日本を襲った。 被害者340万4898人、死者9万9331人。関東大震災である。 18歳にして静岡県北部青年団の団長を務めていた松二は、 市内の安西通りから北の青年団員を静岡駅に集めた。 「今から俺たちだけで、震災支援に行く。いいか、怪我だけはするなよ。」 松二の言葉に、青年団員達の顔が精悍に引き締まる 。 総勢200人の職人を引き連れ、駅の改札で 「震災復興の支援に行く。協力して欲しい。」と駅員に申し入れる松二。 駅員は「無賃で載せることはできない。」と答え、慌てて駅長に報告に行く。 「駅長の富永だ。説明があった通り、無料で乗せるわけにいかない。」 にらむ合う双方。 じっと黙っている松二。 次の瞬間、「お前ら!飛び乗れ!」松二の声が轟く。 「おいっ!運転手!汽車だしちまえっ!」 松二のあまりの剣幕に汽笛を鳴らし、出発進行を告げる運転手。 不意を突かれ、あっけにとられる駅長。 松二率いる青年団員は、帰り道では多くの人々に賞賛、感謝された。 もちろん、帰りの運賃は「無料」であった。 そして、静岡駅で最敬礼をして彼らを迎えた一人の駅長の姿があった。 「富永である。」 それから33年後。 「あなたの親父さん、駅の職員をしていなかったかい?」 「はい、確かに父は静岡駅で駅長をしていましたが・・・。」 あの時の駅長のお墓を自分が手がけることになるとは。 「私は、あなたの親父さんの事を、よく知っているよ。」 代々望月が継ぐ石材店、イシフクには不思議な「ご縁」の物語りがあるのだ。 |
その他注意事項 | |
スタッフ | 【音響・照明 総括】 高月佑介 【舞台監督】 亀岡邦広 【衣装】 SACHI 【制作】 劇団天八 |
静岡県にある石材店、株式会社イシフクに男性が一人訪れる。
「イシフクさんってこちらですよね?」
「いらっしゃいませ。どうぞ、お掛けになって下さい」
「墓、…あの、お墓を建てたいのですが。あの、イシフクさんがいいですよっ...
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