期待度♪♪♪♪♪
やさしさを
届けてくれるオーストラ・マコンドー。実験的な取り組みにも積極的で、リーディング公演を複数キャスト(しかも男女でダブルキャストにしたり)で上演したり、リハーサル室で上演したり。本公演では大人数をキャスティングしての群像劇を丁寧に上演してみせてくれます。そして、今回は寺山修司さんの作品を上演するという試み。これは観逃せません。あの世界を、オーストラ・マコンドーらしくやさしく包み込んで、やわらかく立ち上げてくれるのではないかと期待しています。楽しみ。
期待度♪♪♪♪
テラヤマワールド
100年経ったら、100年経っても、テラヤマが時代に問いかけるものがあるはず。
吉祥寺シアターで爆発する総勢80名のエネルギーにその答えを見つけたい。
期待度♪♪♪♪
寺山?
今の世代が寺山修二をやることに意味があるのかぁ?
という疑問を投げかけたくなるぐらいにさらば箱舟は良い題材だと思える。
寺山修二が描いた寺山の世界ではない世界観を描ければ、今作は傑作が生まれるのではないか?
ただそれを確認しに井の頭線に乗れる勇気があるのかが一番の問題だが。
期待度♪♪♪♪♪
トツトツ
何か引っ掛かりが欲しい。そんなことだったんじゃなかろうか? 寺山 修司という人、偉く渇いた風を装っていた気がするのだが、津軽を引き摺ってもいた。それを総て虚構化したかったのでもあろう。古めかしい言い方をすれば、所詮、人間など仮面に過ぎないのだが、仮面を被っている自分に飽き飽きし、素顔を自ら欲して、仮面を脱いでも、その下にあるのは、仮面、更に剥ぎ取っても仮面、と永久に仮面が続くのだ。そんなものに、生気などあろうか? わきゃないわな!