満足度★★★
新路線への挑戦はまずまず成功?
男性6人を中心にした高校演劇部の物語、前半に時折冗長な部分があるのは否めず、その結果2時間10分ほどの長尺になってしまったものの、後半のローラーブレード奪還や本番直前のシーンなどでホロリとさせられたので相殺ってところ。従来とはかなり異なる新路線への挑戦はまずまず成功か?
満足度★★
小劇団は賭け
情報量の少ない小劇団に足を運ぶのは一種の「賭け」である。
チケット代も安いし、小空間で芝居を楽しめれるという部分では
贅沢感も味わえる。それゆえ期待のハードルも低いのですが・・・。
台詞を忘れた?ようなミスで笑いをとったり、台詞をかんで、その姿への
ノリつっこみで笑いをとったり、アドリブのような手前味噌ネタで笑いを
とろうとしている、この劇団の姿勢は、うんざり。
何一つ、面白くない。むしろ不快感ばかり。
長い上演時間の中、どこか1部分でも面白い、クスリと笑える部分が
あれば、救いがあるのですが、
珍しいことに、1箇所もありません。
内輪ウケで満足している小劇団が多いことは承知、
お友達感覚、学芸会感覚の
芝居も多く、見ていてストレスになることは覚悟ではあるが、
それでもキラリと光る名作に出会える場合もある。
本当に嬉しい出会いもある。
こればかりは自分の目で見なきゃ体験できないので
「趣味」と割り切って、足を運ぶのですが、
この作品、この劇団は、ハズレの中でも、僕にとっては、
かなり低いハズレ。
注目作品の多いこの時期、師走の忙しい時期に
この作品を選んでしまった僕は、
パチンコの大はまり台に座ってしまった時と同じような
後悔に苛まれました。
舞台の上で、役者陣がバタバタしていることが寒ければ、
劇場の中も寒い。
退屈な芝居を見せられた上に、風邪までひきそうです。
役者に気を配ったのか、底冷えする寒いで劇場で
ダラダラ130分も、自由という名の不自由な席で、監禁されて
非常に疲労感のたまった夜でした。
作風の好き嫌いは個人の趣味ですが、
お金をとって芝居を打つ以上、最低プロ意識を持った芝居は
上演して欲しいです。
あぁつまらなかった。お金はいいから、時間を返して欲しい。