Day By Day 公演情報 Day By Day」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
1-7件 / 7件中
  • 後半盛り返した
    豚チーム観劇。

    前半は登場人物の設定やその場にいる理由が普通じゃなくて、テンポ・展開も悪い。
    前半で面白かったのは隣人の美鈴が登場したシーンくらい。
    後半に盛り返し、劇場を後にして「あれ!?まだ1時間半しか経ってない!」と思う程楽しめた。

    当日パンフレットからは、劇団の「お客様をおもてなししたい!」という心意気が伝わった。
    一枚一枚、生写真が可愛らしいテープでとめてある。
    こんな当日パンフレットは初めて見た。

    ネタバレBOX

    前半。
    正直、いつまで「TVが映らない」ネタ引きずるんだろうと思った。
    スマホあるならワンセグ見れば良いじゃん。パソコンあるならネットでも何でも勝敗くらい調べれば良いじゃん。(妻・詩織風に言ってみる)
    そういう手段が転がっているのに、ねちねちと粘着質なクレーマーだな、というのが夫・照之の前半の印象。
    妻たる者が絆創膏の有る無し、引いては場所も知らないとかあり得ない。
    TVが映らなくて、「ウチTV映らないんですが、お宅は如何ですか」とアパートの両隣の部屋を訪ねるのは、普通だろう。だが、隣人が歯科医院で働いているからといって、歯痛だと勝手に上がり込むとか非常識すぎる。普段近所付き合いもないのに。

    後半。
    二人で料理する隣人の彼氏・祐次と詩織の仲の良さや、(後に詩織の妹・あずみの作り話と判明するが)詩織が妊娠していることを言ってくれないことにやきもきしたり、妻に内緒でベビーグッズを友人・関根から調達し必死になって隠したりする夫、好演。
    前半の印象から、妻を愛する優しい夫へ印象の変換。
    これが盛り返しの大部分。

    しかし、こんな大騒動に発展する嘘をついたあずみには共感できない。役者魂といえば聞こえが良いかもしれないが、悪びれる様子もないのは、他人である私でさえ怒りがこみ上げた。
    なのに、当事者の詩織はそんな様子もなく「(照之に)謝った方が良いんじゃない?」って……何だそりゃ!?(゜Д゜)
    あずみが役作りのために泊まり込むと聞いた時は、「陰毛」連呼しながらあんなに反対したのに?

    書き殴り失礼。
    でも、楽しめたのは事実です。念のため。
  • 満足度★★★★

    日常とはこれほどまでに滑稽なものだったか!
     シナリオの視点、役者の技量と演出の上手さで、何げない日常生活はこれ程画期に満ち、馬鹿馬鹿しく、おかしなものなのが良く分かるコメディーだ。中盤以降、ラスト迄の笑いのトーンが似通っている為、やや食傷する点が無いではないが、この点にあと少し捻りを加えることが出来れば、更に面白くなろう。ラストの落ちも上手い。
     拝見したのは傘チームだ。

    ネタバレBOX

     照之と詩織は、例年、紅白歌合戦の勝敗を見て、其々の買いたい物を買う賭けをやっている。紅組が勝てば、その年は詩織が望んでいた物を買い、白組が勝てば照之が望んでいた物を買うわけである。そんな訳で、大晦日に紅白を見ることは、欠くことのできない行事になっていたのだが、どういうわけかいきなりTVが映らなくなってしまった。電器屋に電話を入れるが、大晦日の夜でもあり、而もレシートも保証書も見付からずに修理を断られてしまう。そんなバタバタ騒ぎの最中に、突如、詩織の妹、あずみがやって来た。彼女は現在役者を目指して東京で暮らしているのだが、自分が主役を演じることになり、主婦役なので姉を訪ね、泊まり込みで夫婦生活を取材する目的であった。詩織はそういう目的ならば、泊まらせる訳にはゆかない、とあれこれ断りの理由を述べるが、その騒ぎの最中、隣室で同棲している裕次と美鈴が歯を治療して欲しいと駆け込んでくる。歯医者で働いている詩織なら何とかしてくれると思ったのである。然し、詩織は受付や、簡単な補助作業をするだけなので、治療はできない。偶々、妹の持っていた正露丸を虫歯に詰めて急場をしのいだことがきっかけで近所付き合いが深まることになった。そこへ照之の友人、関根と柴田が訪ねてくることもあって珍妙な大晦日から三が日が展開する。
  • 満足度★★★★★

    傘チーム土曜日13:00の回
    毎回なにか制作者側としてテーマを持って芝居を作っているように思われる劇団かさぶた。今回も意図としてこんなことを考えているのかなあと勝手に思いながら観てました。

    途中、退屈を感じないわけでもない場面もありましたが。

    こういうちっちゃい話、好きです。

    でもやっぱり全体に不完全燃焼感はあるかなあ。だから5点はちょっと甘めですが。

    ネタバレBOX

    最期の姉妹の場面。個人的に泣く演技が嫌いで、この場面もあんまり好きじゃないなあ、というか嫌いだなあと思わないでもなく、無理やり泣くのはどうかなあとも思ったんですが、それでも思いがけず、意外にも?こちらもほろっときてちょっぴり涙ぐんだりしてしまったので、観に来てよかったなあと思った次第で。
  • 満足度★★★

    【豚チーム】観劇
    役者の経験を盛り込んだような感じでした。

    ネタバレBOX

    アパートの一室における年末年始の風景。

    役者をしている奥さんの妹が、役作りのため夫婦を観察しようと突然押し掛けて来て、夫がどんな反応をするかを調べるために、奥さんが妊娠したと捏造までするのは如何なものかと思いましたが、芸のためなら何でもありで、チケット売ってなんぼの根性はそれはそれでお見事でした。

    妹のあざとさに加え、奥さんに今もなお恋心を抱く友人がいたり、役者に未練を残す友人がいたりと、爽やかさはあまり感じられませんでした。

    究極は、最後の舞台挨拶で、奥さん役の役者さんが何が面白く無いのか沢尻エリカ嬢のような仏頂面で突っ立っていて、こちらのテンションは一気に下がりました。

    台詞の覚え方には色々あると思うのですが、マーカーで色を塗る行為が自分を特別視するということで批判されるとは知りませんでした。

    新年になって誰も明けましておめでとうと言わないのも変でした。
  • 満足度★★★

    はじめてで
    下北沢南口の真正面のビルなので、わかりやすいとおもっていたのですが、看板等が目に入らず、どこ? から入るんだろうって
    迷ってしまいました。
    そんな人は、私だけでしょうか(≧∇≦)

    お芝居は、楽しかったです。

    wキャストだそうなので、
    演じる役者さんが違うと、どんな風になるのか
    気になるところですね。

  • 満足度★★★★

    もう少し観ていたかった
    それぞれの人の人生があり、とても面白かったです。
    ただ、やりとりの一つ一つが長かったように感じ、もう少しテンポよく展開してもいいのかな?と個人的には思いました。観客に向け入り込む部分と突き放す部分のバランスがあるといいのかなとおもいました。

    ただ、もう少しこの人たちの展開を観ていたかったなという気持ちがあり、あっという間の時間だったので、とても興味深く、面白く見させていただきました。

    是非一見する価値はあるとおもいます。

  • 満足度★★★

    【豚チーム】必然性
    おおみそか、夫婦の家を訪れる妹、友人、隣人…。
    かき乱される日常の中から、大切なものが転がり出て来る。
    という筋だったように思うが、話が動き出すまでの会話が散漫で引っ張る力が弱い。
    原因は設定と台詞に必然性が薄いことだろうか…。

    ネタバレBOX

    夫婦の元に「芝居の役作りのために夫婦を観察したい」という理由で
    突然転がりこんで来る妻の妹とか、
    日頃付き合いもないのに「歯が痛い、歯医者で働いてるんだから何とかして」と
    押しかけて来る隣人とか、ちょっと設定に説得力がないので
    冒頭から登場人物に距離を感じてしまう。
    終わってみれば、妹も隣人もなかなか魅力的なキャラなだけに残念。

    確かに私たちの日常会話は散漫で、あちこち飛んだりズレたり聞き落としたりするものだ。
    だが夫がテレビの修理を依頼する電話をしながら頻繁に妻に話しかけたりすると
    (話しかけられて中断するのではなく)、
    それが落語の“小言幸兵衛”みたいなキャラを強調するならいざ知らず
    必然性を欠く行為や会話が重なっていくうちに、観ている側は関心が薄れてしまう。

    故意か偶然か、妹のおかげで夫婦の間に新たな気持ちが生まれるが
    それは物語の根幹をなすに相応しい温かさと微笑ましさを持っている。
    もっとシンプルにこの気持ちを軸に見せても素敵なストーリーだと思う。

    登場人物のキャラが魅力的だし、役者陣は熱演だった。
    妹役の有沢未希さん、マイペースな不思議ちゃんが可愛くて良かった。
    夫役の南雲康司さん、ラストで一気に「いい人じゃん!」と思わせるところが上手い。

    かさぶたは、そのHPの“市街劇”がインパクト大でとても魅力的だったので
    あのシンプルでダイレクトなアプローチを舞台にも期待したい。

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