満足度★★★★★
24日にリピートも
ほぼ着席ままのオーソドックスな「朗読劇」で、場毎に座る位置を替えるスタイルながら衣裳が演ずる風なのでイメージがわき易い。
基本的にはユーモラスな中、終盤で親子ネタでホロリとさせるズルさ(笑)もあって好きだなぁ。
ひとりひとりが個性的
芸術に携わる、少し浮世離れ?した登場人物たちの様子がとても楽しかったです。
夫人役の浅野千鶴さんの、サバサバしながらもアクの強い周りのキャラクターたちを包み込む雰囲気がとても素敵でした。
満足度★★★★
不意に訪れる感覚
リーディング公演で、淡々と物語が積もって。
家とそこに暮らす人々の刹那が
次第に形となって見る側に沁み込んで。
その時間が満ちた上での終盤の展開に
観る側の理性を超えたなにかが揺すぶられて
こらえる暇もなく落涙(自分でもびっくりした)
何気に与えられていたその場所での時間への俯瞰fの風合いが
さらに続く時間への淡々と愛おしさを導き出し、
ふわっと深く、強く、浸潤されてしまいました。
満足度★★★★★
無題955(13-394)
14:00の回(晴)。13:38会場(地下)着、受付、中へ。入って右に客席、左に6つの椅子。14:04前説(須貝さん、85分)、開演~15:23終演。
いつもみに行く清水さん、最近出演作も多い川田さん、「ファニー・ガール」がとてもよかった浅野さん...平日のマチネでしたが、この機会を逃すと..と思いみに来ました。終演後、台本を購入、清水さんにご挨拶(ジエン社行きますからね)。
本作、上演することがあったら隅田川沿いの「ルーサイトギャラリー」でみたいなと思いました。川から吹き込む風、大きな窓から差し込む日差し...、一枚の絵を間に、通う母と娘の気持ちが爽やかでした。
はっぴ~えんど?
タイトルからの予想では、少し色っぽいラブストーリーという勝手な妄想をしていたので、こういうのもハッピーエンドと、言われれば、そうなんでしょう、きっと。絵は嫌いじゃないので、その辺のやり取りは引き込まれました。セリフを聴いているだけで情景や、舞台が浮かんで来て、心地よかったなぁ。声だけが頼りなので、艶のあるいい声選手権みたいな役者さんが、揃っていたならもっとうっとりしたかも。です。
満足度★★★★★
朗読劇という形式と内容が見事に和合!
絵にたとえるなら淡い水彩画のごとき静謐なストーリーに朗読劇という簡素なスタイルがよく合っていた。
人間の機微を描く劇には必須の笑いもいいバランス、いいタイミングでちりばめられ、しかも作り手のユーモアセンスがいいのかスベっていない。
少し前から応援している主役の川田智美さんがその顔立ちゆえ振られがちな少女役でなく繊細な演技で大人の女を演じているのも新鮮で何より。
スタイルと内容が噛み合った良作。
観た誰もが微笑を浮かべて劇場を去れるような、こぢんまりとはしているけれどそれだけに愛おしくなってくる、そんな一作でした。