満足度★★★★
まるで別作品のような味わい
前年の『女体カーニバル』でのバージョンとはステージが広くなり装置も一新したのにはとどまらず、配役までガラリと変えてまるで別作品のような味わい。
また、不幸な出会い方をした一組の男女の悲恋物語(?)としての側面も読み取る。
満足度★★★
こんな雰囲気の
重たいテーマも扱ってるんですね、柿喰う客は。勢いあるお馬鹿を期待していたので予想外だったけど、これはこれで見ごたえがありました。違う意味での熱さを感じて。そしてやっぱりアフタートークがあるって言うのはいいですね。出来がよくない時にはいいわけっぽく聞こえたりもするけど、そうではないからね。核メンバーのお話も聞きたかったな。
サバンナの掟
2007年10月の「15minutes made」(ザムザ阿佐谷)の中で披露された「傷は浅いぞ(未放送版)」で初めて柿食う客を見て、そのエネルギーとスピード感が、本公演ではどう表現されるのか気になっていた。
満足度★★
初観劇
一部の評論家さん達が大絶賛しているのをうけて期待して見に行ったのだけど・・・私には全く良さがわかりませんでした。
う〜ん、私の感性が鈍いのか。
本当に疑問。。。
満足度★★★★
巧妙なドミノ倒し
出演者が多いのに、スピード感がまったく衰えない・・・。
個々の出演者にキャラクターの肝の部分がしっかりと課せられていて・・・。
役者たちがしっかりと演じているのでキャラクター間の相関でドミノがどんどん倒れていく感じ・・・。
ドミノの配置も実に秀逸で、時間を忘れて見入ってしまいました。
勢い
今ノリにノッテいる柿食う客の本公演。と言うことで期待して観に行きました。
シアタートラムと言う200ちょいのキャパながら広々とした、設備も充実している劇場。上手く使いこなせている気がしました。照明がとてもキレイで、作品にマッチしていました。
ハコが大きいと間が埋まらずに広く感じてしまうことも多いのですが、簡素な装置ながらもきっちり埋めていました。それはキャスト数の多さのためじゃないはず。
この勢いで王子、吉祥寺と頑張って欲しいですね!
満足度★★★★★
『サバンナの掟』を観て来た感想レビュー
空間ゼリー所属の岡田あがささんが客演した演劇、
柿喰う客『サバンナの掟』を観てきました。
「観て来た感想レビュー」
「演出家とゲストによるポストパフォーマンストーク」
「スジ、要約」
観て来たレビューを言います。
【観てきた感想】
≪総論、感想について≫
赤裸々に人間の性について、セックス、援助交際、妊娠、性癖など赤裸々に演じていました。オブラートや隠語で表現せず、人間のもつ欲望、本能が剥き出しになっていました。
クライマックスは登場人物全員の殺し合い。サバンナの掟。
主人公の女子高生「比良山ソネコ」を除き全員絶命してしまう。
≪各論、岡田あがささんの感想について≫
「日本初の女性内閣総理大臣、富永正子(トミナガ・マサコ)」という配役で、主役と対決する悪の枢軸といった様相でした。
客演ながらもメイン・キャスト級でした。
羽根をまとったスーツ姿がかっこよく、男装の麗人、宝塚、パタリロにでてくるバンコランといった感じで、眉が細く凛としていました。
男性役でもよかったんじゃないか、と一瞬思いましたが、日本初の女性内閣総理大臣という英雄的存在として演出したかったのかなと観終わって帰路の電車の中でそう思いました。
人間の狂気、妄想、サディスティック、いやらしさ、憎らしさや醜さがあふれんばかりに出ていました。
岡田あがさをこの総理役にキャスティングして正解だよ!
(僕はこんな発言して何様のつもりなのでしょう、調子に乗っていますね、ごめんなさい)