勝式幕孝談 公演情報 勝式幕孝談」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★★

    もうひとつの幕末史
    勝海舟が次女・孝子の言葉に触発されて彼女と共に考える「もう一つの幕末」。
    史実はそのままでそれに至る過程をパズルの如く組み換えるアイデアが良く、争乱を経て1つになった日本のように世界も1つになれば、というメッセージにも共感。
    ただ、終盤のあるシーンに現代の事件報道の音声を被せるのは、意図はよくワカるが若干唐突な感がないでもない。
    とはいえ、終演時に「100分弱くらい?」と思って時計を見たら115分近く経っていたので、それだけ引き込まれた様子。

  • 満足度★★★★★

    激動
    国を憂う志を持ったもの同士なのに、立場上、敵味方に分かれてしまった幕末の時代、史実と違う点もあったようですが、物語としては面白かったです!勝とその娘視点での進行もよかったです!このあたりから過去の話は、実際に見た人はもういないので、伝え聞く話が本当に真実なのかどうかも含めていろいろな想像が膨らみ、そういった意味も含めて楽しいですね!

  • 満足度★★★★

    素晴らしい
    エンタメとして面白い内容だった。男優は皆華がありパワフルで良かった。声も見た目も良く、芝居もメリハリが効いて素晴らしい。

    台詞のクサさに負けないパワーとキャラクターの作り込みは素晴らしく、大劇場での商業でも十分に見られる出来栄えだった。「正義を求めた人殺しよ」の台詞はぞくっとした。勝海舟役の山主の芝居が一番良かった。出来れば二回観に行きたかった。

    他方、あの女優の不作感は何なのか。台詞はカミカミ、感情表現は学園祭レベル。台本上、女の立ち位置が可愛いければ良い的な位置付けだったので、観劇の邪魔にはならなかったが、男優が華になる珍しいケースだと思った。

    女優に華と力があれば、後半・池田屋以後がもっと観れる作品になったと思う。それが残念だ。次回以降は、起用する女優につきもう少し考えてはどうか。

  • 満足度★★★★

    面白かったですよ
    自分が崇拝する歴史上の人物がこんな奴だったら嫌だなぁという感情は度外視して・・・タイトルコールも置いておいて・・・出だしのストーリーも入りやすく,途中までのめり込んで観ていました。後半,ちょっと自分の理解が混乱してしまったこともあり,まだ自分の中で結論は落ち着いてはいませんが,面白かったですよ。確かに幕末エンタテインメントでしたね。後悔しているのは,物販DVD買っておくべきだったなぁ。次回公演の際にはちゃんと用意していきましょう。

  • 満足度★★★

    後半が何か今ひとつに感じたかしら
    『今』から見る幕末期というより、勝海舟の娘が見た話と集約してましたね。
    父と娘の幕末講話バトルみたいで面白かったんだが、
    みんな~知ってる話だよねってやってしまい。
    親子以外に物語の説明をする進行解説役がいた方が良かったのでは?
    と感じた1時間50分です。

    ネタバレBOX

    書き物の本を開いて娘の想像した幕末の立役者が割拠する群像劇
    (話の進行上、父にも娘の想像した人物が見えるのだが。
    ほんとの人物を知る父の突込みが微笑ましくも感じたユニークなつくりです)

    池田屋事件が親子の物書きバトルになってて、
    どこぞの兵団(^^)のアフレコバトル風で楽しかった。

    娘が気に入ってる人物を助けたくて「斬られるが逃げる」と言うと。
    父が「斬り殺された」と史実をぶつけるシーンは見応えあったデス!

    でも希望したい進行役がいない分、
    ちと雑多になった感が強く出てしまいもったいないなぁ・・と思いました。

    想像上の話なんで、
    桂が坂本を直接斬るシーンなんかはインパクトあったんですがなぁ・・・。

    出来事の時期や場所を語る台詞かナレーション、
    はたまた書き物か投影でもあればもっと良かったのでは?
    「伝え聞かれる話しでは・・・」と父か娘が話して、
    それに合わせて登場人物たちが解説しても良かったかしらねぇ。

このページのQRコードです。

拡大