『花鋏』『指先から少し血が流れ始めた』 公演情報 『花鋏』『指先から少し血が流れ始めた』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 満足度★★★★

    三角フラスコ「花鋏」「指先から少し血が流れ始めた」観ました
     昨年、東京にいながら東京公演を見逃したあの悔しさ…ついにリベンジ!

     劇場では、プロデューサーの森さん(仙台)宣伝美術の清水さん(京都)、東西のお知り合いががそろい踏み!w
     (森さんは板橋・サブテレニアンや長久手・文化の家で、清水さんは愛知芸文20周年「金の文化祭」でお知り合いに)
     劇団と劇場・ウィングフィールドの間にも、なじんでいる空気が。



     上演二短編、作者は別だけど、どちらも子どもを主軸に、人との繋がりの断絶・きしむ心の亀裂・自身への嫌悪が首をもたげてくる様子を描写。
     見えないところで育まれる闇が、噴き出す瞬間・ぶつかり合う時に焦点が。

     リアルな感性で、論理的に心の闇へ切り込むiakuとも違う、ぬるくでも逃げられないように縛られる生理的嫌悪感。他人事ではない…
     
     人を信じるか否かの隙間に、僅かな光が。
     一作目はこころの谷間に落ちる瞬間で終焉。
     二作目ではかろうじてスキマから光差すような救いが。


     繊細な照明で浮かび上がる、意識の断片のようなセット。
     二作目はもっと具象的なほうがいいかと思ったけれど、話が進んでいくと良く似合うように見えてきた。
     舞台の不思議。



     研ぎ澄まされた舞台は、精神を消耗するけどそれに見合う返りがあります。
     仙台・三角フラスコ、他の地域の皆さまも、機会があればぜひ!



     ※関係ないけれど、開演前や終演後に、この週の頭に名古屋で観た仙台・短距離男道ミサイルの話題で華やいだ…(元・三角フラスコ代表も出演w)

     主宰・主演の瀧原さんは、ツイッターでミサイルにかなり過激なエールを送っておられました。。。いやあのツイートからは想像もつかない素敵なお方でしたよ(爆)

  • 満足度★★★★

    言葉の力と役者さんの力!
    シンブルな舞台に3人の役者さんで演じる
    会話中心の作品

    何気ない日常の会話の様ですが
    どちらも人間の心情を描いた深い内容

    過剰な演出もなく会話だけで淡々と魅せる
    言葉の力と役者さんの力が素晴らしいから
    最後まで会話にグッと引き寄せられます!

    音響もなくシーンとした何か張り詰めた空間に響く言葉
    それは理想と現実の狭間で揺れる内容なので
    観ていながら色々と考えされられる作品

    3人の役者さんの会話の間合いや表情の演技が凄く良かった♪
    ここまで会話を研ぎ澄ました作品は久しぶりで面白かった!


    ☆印象に残った役者さん
    落ち着いた演技の瀧原弘子さん
    初めてで拝見しましたが印象的

    ☆印象的なシーン
    シンプルな空間に響きあう言葉

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