東 京<reprise> 公演情報 東 京<reprise>」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
1-12件 / 12件中
  • 13:00。
    後ほど。

  • 満足度★★★★

    みてきた
    グランドホテル形式でよくできていると思いました。

  • 満足度★★★★

    良く組み立てられてはいるけれど
    置かれたいくつかの物語がぼやけずにくっきりと描き出されているし、
    その顛末もよく束ねられていたと思います。

    一方で、もっと膨らんでもよいかなぁという余白を感じる部分もありました。

    ネタバレBOX

    エピソードたちの一つずつが、丁寧に回収されていくなかで、
    駅の風情も良く描かれていて、
    駅の日常の肌触りと、そこに交わっていく人々の時間も
    実感として感じられる。

    駅の裏側というか、そこに働くスタッフたちが
    それぞれにウィットと実存感をうまく作りあげていて、
    駅の枠組みを作り、物語を支え、歩ませ、ウィットを差し込み、映えさせる。
    置かれるエピソードの一つずつは、ある意味ディテールが希薄なのですが
    そこに駅の風景が置かれると、
    その一つずつの刹那にすっと血がかようような感じがやってくる。

    そして、場に置かれた関係たちは、太陽と月の関係に
    束ねられていきます。
    紡がれたキャラクターたちの想いに新たな視座が生まれる。
    良くまとめられてはいるのです。
    ただ・・・、その「太陽と月の関係」ということが
    すこし物語の前に出過ぎているというか、
    その関係から舞台に描かれていくものが広がっていくというよりは
    その関係に物語が束ねられ収束していくように感じられる。
    駅に編まれた時間と、そこに置かれた様々な関係が
    観る側に広がり共振するのではなく、
    一つの箱に納められてしまったように訪れて。、
    そこまでに描かれた駅の雰囲気と、そこに浮かぶ「太陽と月」の関係が
    もっと広がる描き方のベクトルがあるのではとも思いました。









  • 満足度★★★

    ストレートでした
    あのふたりがすれ違った時、男のほうは気づかずに行ってしまったんだけど、女のほうは、ふと振り返って「ん?」みたいな顔になる。
    あのとき何かが起こるのかなって思ったけど、何も起こらず。
    あれ?なんとなくいい感じ。とは思ったけど。
    何もおこらなかったので、がっかりしたような。でもやっぱりあれでいいような。あのときの不思議な感じが面白かったです。

    わし、泣く演技ってのがダメなんですよねえ。個人的に、きっとなんか、トラウマみたいなものがあるのかも。だから、最後のシーンとか、あーあ、泣いちゃってるよ、とか思ってしまってね。ちょっと。なんというか。あれです。
    泣かなくてもいいんじゃないの?

    ネタバレBOX

    飛び込みがネタ的に使われてる感じがちょっと。
    迷惑だよね~。飛び込みって。もう、ほんと迷惑。やめてほしい。

    不幸せ仕掛け人が、男を殺さずに連れてきたのは、どうしてなのか、よくわかりませんでした。
    あんな「おれなんかといたら不幸せになるから別れた」的なキモい男は死んじゃえばよかったのに。

    細切れシーンの連続で、頭で考えながらみなくちゃならない芝居は疲れまする。
    ふう。

    前説からつづく始まり方は面白かったです。

    冒頭で、タクシーの運転手が、携帯向けられて、でも、事故の実況中継はせず、「東京駅に到着しちゃいました」というのは。残念。
    ぼくとしては、そこで実況中継して欲しかったな。
    全体的にそういう感じで、物足りなさを感じました。もっと役者の力量で変な方向に行ってほしいなあと。
    偉そうでごめんなさい。
    ではでは~
  • 満足度★★★

    雨の東京駅を舞台に
    雨の東京駅を舞台にいくつかの話が交錯して楽しめました。舞台装置もしっかりと時間をかけてうまく作られていました。構成は面白いのですが、ストーリーにインパクトが足りない感じがします。その為、前半飽きを感じました。
    タクシーの乗客役の声が聞き取りにくいのが残念でした。

  • 満足度★★★

    銀の鈴
    面白い。110分。

    ネタバレBOX

    遠野(渡辺望)…マチの元彼。ダメ人間でマチを想って別れたが、結局ダメなまま。
    近野(平野彰子)…月島の彼女だった。東京駅で自殺を考える。
    陽子(川島佳帆里)…インフォメーションスタッフ。30超。上京したての月島にエールを贈る。
    晴海(大和田沙織)…忘れ物預かり所スタッフ。
    古都会(阿部紗穂里)…カフェ店長。バイトから人を喜ばせたいとそのまま勤務。
    内田(荒屋敷雅章)…駅員。遠野と近野を不審がる。
    マチ(鳥原まゆる)…ふられたはらいせに、遠野を不幸にしろと濱に依頼する。
    濱(久住ヒデト)…何でもや屋。低血圧。
    ひかる(本多麻里子)…5年前、東京駅で自殺未遂し濱に助けられた。今はフリーペーパー編集者。
    新橋(佐渡ツムジ)…優香の彼氏。潔癖的なエリート。
    優香(馬場史子)…新橋との結婚に不安を感じるも、新橋の言葉から信頼する。うっかり。
    月島(國枝大介)…近野の元彼。俳優志望だが田舎に帰ることを決意する。
    日比谷(今井典和)…タクシー運転手。妊娠を気にまっとうに生きることを決意する。

    東京駅とタクシーを舞台に、5年前と今とのかかわりをみせつつ、人のつながりと生きることを描く。希望と絶望が往来する「東京」のシンボルであり入口出口である「東京駅」で、人の浮き沈みと想いが静かに描かれる。
    それぞれのドラマはいいと思う。終盤の月島と日比谷の会話とか、マチと濱と遠野のシーンとか。時間の経過と想いの不一致、人と人が出会い生まれる暖かさみたいなものが感じられた。
    ただ、トーンの変化があまりなく全体として単調と思った。セリフも胸に迫るものが何個があったけど、埋もれちゃう感じ。隠し味のようなものがあればよかったと思った。

    人生で立ち止まった(立ち止まっている)人らを観ていて、ふわふわ生きてるなという危機感みたいな想いに駆られた。そういう意味でいい舞台だった。
  • 満足度★★★★★

    ミチテラス
    映画「クラッシュ」テイストのお芝居。 幾つか話が、同時進行しながら微妙に繋がったり交差したりして、わざとらしく無い丁度いい感じでまとめていて良かった。決して長い時間じゃ無いのに、色んな話が過去もま混じえて詰め込まれているのに、スムーズに観ていられるのは良く出来た作品なんだと思う。 東京駅と言えば、一昨年のクリスマスイルミネーション。開催日程が短く、開催時間も短く、交通規制もせず、オペレーションがデタラメで、それで見に行った日に、人が多過ぎて危険の為中止するという、(♯`∧´) ミチテラス実行委員会、恨みは忘れないぞ!(失礼、芝居とは関係無いです。)

  • 満足度★★★★

    東京駅は結構面白い場所なのだ
     東京駅という漠とした空間を、カフェ、インフォメイション、忘れ物預かり、タクシーなどと其処で働く人々と客、仲間同士の会話等で埋め、タウン誌編集者、何でも屋、電車に乗らない乗客、矢鱈に喧嘩するカップル、駅員、待っている女等、様々に特徴のある登場人物を巧みに配し、細かい所まで配慮した演出でヴィヴィッドに造形している。役者陣の丁寧な演技が、演出の意図をキチンと汲み取って自然な演技に仕上げているのも良い。

    ネタバレBOX


     唯一、問題があるとすれば、それは、作品の問題であるというより、この国の文化の質、人間関係の作り方の問題と言ったらよかろうか。言い方を変えれば、誰しもが幸せを漠然と願わなければならないような状況がありながら(つまり実質、不幸せでありながら)、各々は、幸せの何たるかを定義できず、唯、雰囲気で何となく幸せらしい、とか。何とか飢えずに済んでいるのだから、幸せらしい、とか。隣の人より、良い物を着ているから幸せらしい、とか感じているだけのこの国の在り様に対する根本的な批判が無い点である。無論、この国では、歴史的にこのような不如意を思い遣りや慮りで何とか誤魔化してきた歴史があることを否定する訳ではないし、そのことに有効性がまるでない、と言うつもりも無いが、メンタリティーのみを問題として居る限り、この国の根本的な問題には手をつけることさえできないこともまた事実なのである。
     一例を挙げると、誰が見ても、破綻している“もんじゅ”によるエターナルなエネルギー計画が、政府の政治的判断でどうにでもなったり、原発のみならず、原爆を含む核技術そのものは、一旦暴走したら、現在の我々が持っている技術では制御出来ないことが明らかであり、その惨禍は、全地球の全生命を危機に晒すか絶滅させる危険、或いは、緩慢な死なり、遺伝子の劣化なりを齎すと考えられるにも関わらず、これを政治的に圧殺していることなどである。物理法則に則った絶対が支配する論理を基礎に置いて物を考えない、という態度は、馬鹿をしか意味すまい。無論、物理学の最前線は、理論的に確定していない部分が多いのは承知の通りだ。然し、地球物理学でニュートン力学が正しければ、現在、この地球上でそれは、絶対に正しい論理なのである。其処から帰納、演繹を正しくして行く限り、間違いが起こることは無い。日本は、宗教をも単なる衣裳とする国である。そうでなければ、異宗教間・異宗派間の論争は絶えないハズなのであるが、そんな論争はめったにない。あれば、寧ろ例外なのであるが、例外というからには、原則があるはずなのに、原則はないのだ。あるのは、唯、功利的な計算だけである。もう一つのケースが、個人的に、日本の限界を見切っている場合である。そういう個人は一種のコスモポリタンとして、日本のプリミティブな思考の埒外に立つことができ、世界に通用する論拠を持つことができる。今作で描かれた東京駅が、このような思考領域で何処へでも行ける“場”であって欲しいものである。
  • 満足度★★★★

    東京砂漠!
    東京駅を舞台に、輝く者の象徴(太陽)と照らされて光る月(三日月)を例えとした多種の人間模様を描いている。
    生きることには全て意味がある。そして人への思いやりが自分の意図するものと違った形で相手に伝わることもある。、そんな思いを切なく表現していた。

    ネタバレBOX

    たった2日間の話なのですが、登場人物は結果的には善人ばかり、都会はそんな人ばかりではないので、悪人が絡むエピソードも組み入れていると良いのではなかろうか。
  • 満足度★★★★★

    無題1025(14-064)
    19:30回(晴、頭上高く、今夜は三日月)。19:00受付...(「Island」の津金さんが受付していらしたのでビックリ)、開場。「八幡山」から「東京駅」へ場所を移しても人の繋がりを描く巧さに変わりはありませんでした。内容は「Story」の通り、2階建ての舞台、1階右「カフェ」、左「インフォメーション窓口」、2階「東京駅、5番線ホーム」。

    19:22前説①(言葉遣いがとても柔らかく好印象、105分)、19:34前説②(佐渡さんですが、今夜はユニフォーム姿ではありませんでした)、上演中のスマホなどの明りがどういうものか実際に暗転させ実演、そのまま開演~21:22終演。

    夢を抱き、希望を胸に東京へ来る者、巨大な街に飲み込まれまいと帰る決心をする者、生きる意味を問う者、降る雨のせいか幸せを感じることができない男と女、ベンチに置き忘れた傘、シーンによって照明を変え、見えるか見えないかというぎりぎりの部分に静かに佇む女は何を想う。

    商店街のみなさんが、また違った面を見せてくれました。カフェ、インフォメーション窓口で語られる(接客)セリフがリアルで絶妙、ワイパーや雑談のSE、ホームのアナウンスは本物そのもの。不器用な男女を描いた秀作。終演後台本を購入。

  • 満足度★★★

    これまた、いい話。
    東京駅ですれ違う人たちの群像劇と聞いて想像する話そのまんま。「幸せ」とか「(生きる)意味」とか、直接的な台詞がなぁ…。

  • 満足度★★★★★

    良かったよ
    最近、とにかく大声の大げさな演技舞台に辟易していた所だったので、今日この作品に出会えて幸せでした!
    皆さん自然で、さりげなく、ストーリーにはメッセージ性もあり、すごくステキな時間を過ごせました。ホント良かった~。ピアスのお兄さん、こんな人に出会いたいなって思いました。舞台終了後みんなの列の後ろで小さくなっていたのが(配役とギャップがあり)またキュートでした。どの演技者も自然なのが良かったです。アンケート、ペンが無くて書けなかった。すみません。ところでタクシーの運転手さん、おいくつ?良い味出てました。

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