満足度★★★★
内容は
説明通りのストーリー、おおまかに「悟浄」の話と、作者中島敦氏の海外での生活の話の二つが演じられていたようでした。ストーリー自体よりも観せ方に独特のものが感じられました。
満足度★★
難解
私には、ストーリーも台詞も難しすぎて、抽象的な感じでよく分かりませんでした。誰もが、自分は一体何なのか?と考える事はあると思うので、興味のあるテーマだとは思いましたが、好き嫌いが分かれる舞台だと思いました。役者さん達の演技は妖しく怖い感じでした(良い意味です)。
満足度★★★★
認識とアイデンティティ
東洋人でありながら西洋近代を移入し、恰も既に東洋人では無いかのような錯覚をする者も多いと思われる、この国に住む我々のアイデンティティを如何にアウフヘーベンするのか? 否、し得るのか? そも、その必要があるのか、という問いを東西の自我追求に求めた、と解釈した作品と捉えて良かろう。
満足度★★★★
問答する空間
冒頭からズドンとやられる思考への誘い。頭の中をぐるぐる回す問答に、正直全然ついていけないんだけれど、目の前で繰り広げられてる事がすご過ぎて、目が離せない。一見なんでもないように見える空間が、次々と驚きを産む。光と影と音が、自己と世界をグニャグニャと歪めていく。実在と思考が舞台上で交錯してる感じ。スゴイもの見たなぁ。
満足度★★★
実験的演出
実験的な演出だったが、私にはその実験意図がわからなかった。
ただ、それがわかる人、感じられる人にとっては、面白い作品なのかもしれない。
というのは、詳しくはネタバレBOXに書くけれど、確かに何か強い筋の通った論理・意志で世界が構築されていたからだ。