満足度★★★★
マチルド・モニエ「ピュディック・アシッド」「エクスタシス」観ました
30年前に制作された作品を再振り付け。
激しく関わりあう男女関係、前者は対立と共存、後者には馴れ合いでない共犯関係を感じた。
舞台の見せ方、前者は途中で脱いで敷かれたキルトが個人の領域を、後者は立ち並ぶライト群が行きずりの街中を思わせる。
男女共通の性差を越えた衣装が、二人ともよく似合い、よく動く。
しっかりした構成の分かりやすさの中に謎もはらむ、片時も目の離せない作品でした。
それほどダンスを見慣れてない人でも、これを入口に楽しめそう。
基本の偉大さ。