満足度★★★
明るい朝の恐怖
夕暮れから深夜、未明にかけての物語で
内容共々舞台は終始暗い。
人間の直視したくない脆さ・不可解さなどの側面が
リアリティー満点の公園のセットの上で
次から次へと展開されてゆく。
消化不良なエピソードもただ受け入れるしかなく
その分からなさ加減がより一層の怖さへ。
蛍光灯があんなに惨めに見えたのは何故だろう。
ラストの数秒のシーンでやっと夜が明け
公園の景色も健全さを取り戻したように見えるが
実際には心理的恐怖のピーク。
これが「exit」なのか?
流山児ver.は未見。
長い・・・
集団の内部抗争みたいな話が長くて、眠気に襲われた。
オープニングの歌のあたりとか、何かと派手なところは面白かった。
というより、主演の伊達さんの華が、なんとも、ひっぱってくれた。
満足度★★
もたれ気味と言おうか消化不良気味と言おうか
何やらアヤしい自己啓発セミナーのメンバーたちを中心とした物語、「北陸地方の冬の夕暮れ」のような独特の暗さは毎度のことながら、今回は電話ボックスの女とかデジカムを持った男女とかの記号が読み取れず、あちこち意味不明な感覚が残ってもたれ気味と言おうか消化不良気味と言おうか…
満足度★★★
ストレス満点、発狂寸前
最近娯楽色の強い作品ばっかり見てたので、この媚びない感じがかえって新鮮でした。これで2時間30分突っ走っちゃうんだから、いろんな制作的なこととか心配してしまう(おおきなお世話ですね)。あと伊達さんの歌はギャグでも聞いてらんなかった。ギャグでも。と、辛口コメントはこのくらいにして…
満足度★★
うーん
長かった・・。なんだか消化不良で終わってしまった感があって、帰り道なんだかぼんやりしてしまった。
うん、最初は話についていけなかったけど最終的にはつながった、だけどこの見終わってからの微妙に何か残ってしまった気持ちはなんなんだろう。
満足度★★★
ドロ臭さの期待裏切らず
いきなり衝撃。ほんといきなり。初演は他団体、ということだったのですが、前回とまた毛色が違う感じを受けました。根底は同じなんですけど。「開放的な空間で閉鎖的な世界」と、どなたかがおっしゃっていたという言葉が言い得て妙だと感じます。そして最後に全てを払拭する終わり方が、tumazukiワールドなんだと思いました。
満足度★★★★
言葉を探している
しばらく、どう言えばいいのか考えていた。
漫画のような、視覚的に虚構に持っていかれるのに
人はリアルのようで、時々悪夢のような世界へ引き込まれ
最後、どう受け止めていいのか、今も考えている。
全体で捉えればいいのか、どこで受け止めればいいかわからず
でも爪あとを残されたようで、なんとか言葉にして伝えたいと思った。
満足度★★
グズグズでラリッた
ポピュラリティーゼロの演劇。
初演は、流山児★事務所×演出:天野天街(少年王者舘)とのことで、
あ~、ナルホドと納得。
一部熱狂的なファンと作り手側のみが楽しめるタイプ。
満足度★★
悪くはない。けど。
雰囲気はなかなか好き。でも疲れるな。理解できない部分がたくさん残っちゃった。長いんだもん。セミナーというものにはまる人の描き方はおもしろいです。
満足度★★★★
重厚感たっぷりのノワール。
こういうのをノワールというんだよなぁ、と噛みしめるような150分。
本当にたっぷりじっくりノワールに漬かってみて、流石にお腹いっぱい。
話が走るということはなく、たっぷり人間たちを描いていく。
なるほど、これは一種のキャラクタ芝居として見てもいいかも知れない。
ズーンとした重厚感ある世界を支える役者たちが余す所なく魅力的だ。
席によって映像や演出的に面白そうな場面が見えない可能性アリ。
もしかしたら、後ろの方がよいかも知れません。