満足度★★★★
演出にもう少し切れが欲しい
床一面に破られた新聞紙が敷き詰められ、辺縁には、ランドセル、炊飯器、椅子、ランチジャー、本、その他の日常用品などが、白塗りされて置かれているのは、無論、津波被害を象徴している。
初演にはなかったキャラクターが、今作では登場している。それは、1970年の女で太陽の塔をデザインした衣装を着ている。無論、商用原子炉の初送電が大阪で開催された万博に送られた歴史的事実を表現する為に加えられたのである。
(追記2013.12.4)
満足度★★★
まんま覚えておきます
私は いわきで高校まで過ごしました。でも10年前に両親が亡くなり実家も引き払い 郷里との縁も ほぼ 切れました。私にとっての福島は もう記憶でしかない。学校の卒業アルバムもないし 故郷は 私にとって原籍でしかなく、仮に戻ろうとしても居場所はあそこにはない
でも たぶん そんな いわき は 私の血肉になっていると思います
この芝居の表現方法は 私にはわからないし 観ている途中から 理解しようとするのを止めました。まんまこの舞台を 記憶にとどめておこうと思います。
福島… 英語で直訳すると ハッピーアイランド と呼ぶ土地
あの被災に対するレクイエムだけではなく その後の未来(これから)に
まだ 何も見えないけれど 希望=可能性 を暗示してくれた気がする
余談ですが 福島をハッピーアイランドと呼ぶのは 皮肉でもなんでもなく、目指すビジョンなのだと思います
満足度★★★★
こんにちはの年生まれです。
震災直後の初演は観てません。意欲作だとは思いますが、まさにキル兄にゃ
の新聞の切り貼りで語る震災部分は安易なカンジも。U子探しの前半と万博は好きなだけに残念。あと、なんで韓国の役者を使ったのかはよくわからなかった。