あんかけフラミンゴ11【ご来場ありがとうございました】 公演情報 あんかけフラミンゴ11【ご来場ありがとうございました】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.1
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  • 満足度★★★

    オトコの尻はそんなに見せんでヨロシイ
    言葉の上では同じ悩みを持つ女性たちを縦軸と横軸それぞれに据え、ミステリー風味も加えた力作にして意欲作。
    その意欲は買うし主題(と思ったもの)もワカる(気がする)が、性表現が微妙。
    そこまで露骨に見せずに暗喩などでマイルドに描くこともできるだろうに…てかそれがオトナだろ、と思う一方で、過激で露骨な表現ができるのも今のうちだけだし、という気もする(ただし決して容認・擁護する訳ではない)。
    いずれにしても、オトコの尻はそんなに見せんでヨロしい(爆)。(王子小劇場で2演目続けてだしな>オトコの尻(更爆))
    また、全体的に重めのトーンでの2時間超はややしんどい上に、男女による違いもあろうが「うん、ワカるワカる」でなく「こういうことなんだろうな」な隔靴掻痒感が免れずで、何だかいろいろ惜しい。
    そう言えば前週の20歳の国を観ながら「キスに証を求めるのか?」と思っていたら、こちらでは「子供を愛の証と思っていませんか」だったかの台詞があり、(オトコの尻だけでなく)これも偶然?

  • 満足度★★★★★

    うーん
    まあ、きっと賛否両論あるでしょうな。

  • 満足度★★★★

    無理解
     何とも辛い作品だが、実りの無い純愛の一つの形であろう。DNA変異の可能性など、産む性として生まれた形態を持ちながら、アイデンティティーが、本能や社会的常識とは相反する条件・優生保護法が当たり前とされる生活圏に暮らす人々と反対に産む性としての機能は完全乍ら、恋人が、特殊な傾向を持ち、通常の交わりができない関係の地獄を描いているからである。(追記2013.10.29)

    ネタバレBOX

     妹の難産がもとで母は死亡。重い障害を負った妹は、兄に言わせれば「生まれて来なければ良かった、肉の塊」である。妹の所為で母が亡くなったと思い込んでいる兄は、優生保護法的発想に縛られ、笑うことができない。おまけに極度のロリータコンプレックスを持つ為、小さな女の子を見ると襲い掛かって悪戯をしたりする。妹に対しても性的悪戯をしている節がある。
     一方「恋人、あかり」は、愛の証として彼の子を欲しセックスをしたがるのだが、彼の方では子を望まない。子供が女の子だったら、彼は娘を追い回して悪戯しかねないとの強迫観念からである。2人の関係は、互いに強く惹かれ合い乍ら性を仲立ちにできないことで崩壊する。あかりは寂しさから、仕事先のヌードカメラマンと付き合うようになるが、カメラマンはレスビアンである。カメラマンの仕事場に不妊で悩む女達のグループにライン参加している女がモデルとして入って来たり、あかりがラインに参加したりということが描かれるので産めない女達の問題も提起される。偶々、グループメンバーから人工授精の話を聞いたあかりは、久しぶりに逢った彼から採取したスペルマを用いて妊娠することに成功。然し、「堕ろせ」と言われて中絶、女の子だったが、この事件を契機に精神に失調をきたす。壊れた精神が妹の障害と交響し挙句妹はあかりの首を絞め、妹の首を兄が締め、終に殺してしまったようだ。然し、事実そうだったのかどうかは定かでない。というのも、これは兄に対して問診をしている精神科医との話の中で語られることだからである。あかりが、実際に子を産んだのか堕胎したのかについても、兄の錯乱を描くことが主眼ということになれば、判然としない作りになっている。兄の不幸は、出産事故を妹の悪胤問題にすり替えてしまうコンプレックスと幾重にも屈折して入れ子構造化してしまった狭く深く苦い、彼の精神世界の手応えの無さに対する底なしの不安。これらが、彼の精神世界を四六時中脅かす要素である。為に彼は笑えない。「好きな人に暴力を振るわれると、口角が吊りあがって笑っているように見えるが泣いているんです」とくどい程繰り返されるフレーズが、その精神の危機を表す。と共に、くどさは、粘着質を表してもいよう。だが、この笑いに関する描き方はロートレアモンを彷彿とさせる。更に、この物語全体から立ち上るアトモスフィアは、「ドグラマグラ」をも想起させた。
     何れにせよ妹を殺害したと見える場面で、堕胎させたあかりと共に在る彼が笑っているように見えるのを「泣いているの?」と問われ「馬鹿、笑っているんだよ!」と答える科白にこの作品の地獄が、客体化された瞬間が表現されていると見て良かろう。
  • 満足度

    ひどい♪
    過激なことやってる俺達って小劇場っぽいよね♪勢いとパワー♪ちゃんちゃん♪下半身だけで芝居作るとこうなる♪思想とか意図とかくそくらえなのか♪

    金払って乱痴気騒ぎ見るのは時間のムダ♪

  • 満足度★★★

    前作と代わり映えのしないフォーマット
    ダンスも相変わらず好きだし、いらっとさせる演技が癖になる笹木氏も俳優として嫌いではない。
    今作に関しては、芸術性を多少盛らないと、見るに堪えない作品に成り下がってしまう典型だと思う。

  • 無題856(13-295)
    19:00の回(曇)。18:18受付(開演45分前と案内があったにもかかわらず時間になってもフォローなし、というか準備できていない、だいたい王子は外で待つのだから時間になったらスタッフが上がってこなきゃワカランでしょ)、18:30開場、パイプ椅子席5列、BGMは往年の歌謡曲、座席に黒いビニールコードのようなものがあったが何に使うのか(持ち帰り不可だそうで)、舞台は、ど真ん中に円形のステージ、奥は暗幕で見えない...これは...「マワル」と推察(もちろん当たり)、その両脇にスペースがあり、鉄網が見える。19:00前説(島田さん、着ぐるみ着用)19:03開演~20:43終演。「つまんなかったら~」をみていて、2作目。王子は帰宅方向なので寄ってみました。印象:散らかし放題の四畳半。もともと繰り返しがダメ。キャラクターの組み合わせ意図(面白さ)がわからなかった。トラウマ、というのはあるんだろうと思う。

    ネタバレBOX

    不妊治療なんだと思うけど、こういった表現で何かが伝わるのだろうか。「こんなことやってもムダだよ」と言っているようにみえた..というのは言い過ぎかな。女性が女性を食い物にするのも当たり前か...
  • 満足度

    下品だなあ
    剥き出しの欲望を芸無く技術なく垂れ流した感じ?
    エネルギーだけは伝わってきたけど、これが受けるなら小劇場のお芝居なんて本当に内輪で回っていく世界なのねって思った。学生の壮大な悪ふざけに演劇仲間が手を叩く。でも輪の外にいる私は引きっぱなしでした。

  • 満足度★★★

    想像とは違いました。
    面白い部分もあれば長く感じる部分もありました。好きな人は好きだし、嫌いな人は嫌いだろうな。僕はどうだろう。正直わかりません。むしろ演劇がわからなくなってきました。でも観れて良かったです。ありがとうございます。

  • 満足度

    ・・・・
    凄い。そしてこうしてコメントするのもなんだか負けた気がするが、もうこれ以降はこの団体を観ようとは思わなかった。本当に精神修行をさせられているような時間だった。外に出れない空間で1分が1時間くらい長く感じる、ある種のレイプを受けてるような感覚になれる世界に飛び込みたい方へオススメです。こういうのを観ると新しく出てきた団体を観に行く好奇心が無くなっていくようだ。興味本位で行くなら観に行かない方がいいと思います。

  • 観客に依存し過ぎなのでは
    漠然とした「何か」は感じられる。「何か」は感じられるのだが、それだけである。そこから感動がうまれたり楽しく感じられたりすることはなかった。
    私が思うに、「演出が観客の理解力や感受性に依存し過ぎている」のではないだろうか。「理解力のある観客なら理解出来るはず」「感受性に優れた観客なら感動できるはず」…。万人受けする演劇が良いとは限らないが、観客の理解力を正確に見積もるのも演出の仕事だと思う。
    ストーリー的には、男の性格・行動が観ていてイライラする。また、あんな男を好きになる女にも共感を感じない。少なくとも中心人物は観客が好感を持てる設定にする方が良かったと思う。
    役者さんは皆さん熱演で良かったです。

  • 満足度★★

    救われない
    愛の証の話。すごく露悪的で、怨念を感じる気持ち悪い内容だった。そういう感情逆なでられる舞台は好きな時もあるんですが、この公演は僕には合いませんでした。好きな人は好きなのかなぁ。

    ネタバレBOX

    回転する舞台美術、カッコ良かった。群舞も好き。キレイな女優さん達が群舞してるだけで、エロを想像させる直接的な振付も含め。、もうこれ見れただけで良いやと思っちゃう。役者は皆上手いし、テーマや物語も面白いなと思う。バナ学で何度も拝見してた浅川千絵さんも見れて感激!

    でも、現実を斜めに見て、人間の一面だけを切り取って、ほら人間ってくだらないといった物語はモッタイナイなぁと思う。妹を殺すとか、精神疾患とか、役者のセミヌードとか、衝撃的なものを野次馬根性で見たい観客心理はあると思うけど、それだけな感じ。繰り返し同じ台詞や同じシーンが出てくるのも冗長だし、軽いなと思う。
  • 満足度★★★★★

    激しい
    過激なシーンが多くて、観ていて自然と心身を消耗する。
    初めて観る劇団だったけど、終わってしばし放心した。
    心をえぐられた。価値あるお芝居でした。

  • 満足度★★

    着目点は悪くないが・・・・
    どうなんでしょうか。性的描写なしでは作れないものなのでしょうか。
    2回も男の尻や同じFシーンは観たくないです。
    精神的な表現に徹底して欲しかった!

  • あんかけフラミンゴ11
    テーマの切り込みが珍しいのかな。
    えぐい(自分的に) 描写が私はNG。
    その表現の仕方で人の心をえぐりたい、衝撃としての効果を狙いたい、という制作サイドの意図があるのかもしれないけど、他に方法ないのかなあ、と思う。
    あんかけだけじゃなく、若い創作者にありがちなので、そういうことが「やりたい」時期があって、長い演劇人生の中の通過点なのかもしれないけれども……
    一番のネックは客席から舞台が半分見えないという会場づくり。
    観客への配慮、観てもらいたいという意識が足りないのかな?と思ってしまいます。

  • 『あんかけ二郎』“飛びました♪”“飛びました♪”
    狂うほどの「弱い女」が「弱い男」を想い続ける関係性を過激なまでの演出で描く劇団でしたが、今回は それが逆転したように思いました。
    いや、少なくとも、中盤までは 違ったアプローチであることを提示しながら、実は「弱い女」と「弱い男」は何ら変わらなかったのです。

    キャストの男女比で いえば、女10人と男1人の構成と なっています。「ハーレム」の単語さえ よぎった比率が、「草食系男子」ばかりをフューチャーしているように感じました。
    「子供を作りたくない」という青年に、「やらせて」と迫る女子の両者は、現代社会を極端な形として「見える化」する設定でしょう。



    私は中絶は 冒してはならない行為だと考えていますが、日本人の風土からすると、若い女性を中心に意識は低い。
    ただ、過激劇団の声が聞こえる劇団でも、「中絶」を文字通りの悲劇として描いた点は社会派ですし、実施後の女の様を「見える化」したことを「過激」の一言で蹴散らすには もったいない かもしれません。


    最近、LINEやTwitterなどのSNSが衣食住の一つに収まるくらい普及するなか、演劇の表現方法に 取り入れる形が浸透してきました。
    3年前の演劇を考えてみたいと思います。AとBとCが同じ場にいるとして、AとBの会話を聴くCの反応も なければ不自然でした。
    また、AがBに対し「あなたのこと、とても心配です」と発信しておきながら、直後「はあ?どうでもいいし…」と呟く芝居も無理があっと思うのです。


    ※ネタバレへ

    ネタバレBOX

    今回の『あんかけ二郎』では、不妊に悩むLINEのグループに所属する女性同士の会話が繰り返されるわけですが、「21歳の女子大学生」が輪の中へいるのにもかかわらず、「陰口」が連発されます。
    スマートフォンの画面だとか、Twitterでいうところの「ハッシュタグ」を「見える化」すれば このような演出になるのでしょう。


    そして、果ては「現実に会っているのか?」、あるいは「LINE上での やり取りか?」すら、境界線が曖昧になっていく。
    代表的な演出方法のLINEやTwitterの情報を スクリーンに映すタイプを採り入れても問題は生まれません。
    あえて一種の会話劇に特化したことで、平穏を奪われた女の怖さを「見える化」するのです。


    「好きな人に暴力を振るわれた時、こう口角がククッと 上がります。でも、~笑ってるわけではありません!」

    次のような台詞が、何度も何度も放たれた。
    この意味は、「彼女のことを愛してるけど、やらない」という男の態度にも共通します。

    ひるがえってLINEやTwitterのシーンを読み解くと、文面で呟く内容は本心には 程遠いケースも あるわけで、様々な角度より「現代の若者」を扱ったといえます。


    『あんかけ二郎』は、坂上二郎さん の噴射口を借りて“飛びました”“飛びました”。
    『ラーメン二郎』は、麺は麺でもスパゲッティへ変わって登場。この旨さ、さっぱり塩味の豚骨スープです。
    『ハチミツ二郎』は、発揮されませんでした。テーマ性も あれ なので、仕方ありませんが。
  • 満足度★★★

    よかった
    あんかけらしい舞台であった。迫力があり、熱演も光っていた。次のあんかけが見たくなりました。

  • 満足度★★★★★

    サイケデリックな純愛物語。
    演劇を観て、終演後にこんなに大号泣したのは初めてです。観ている途中から首から肩に掛けて震えてきて、それが徐々に降りてきて終盤には足の指先までが震えて。カーテンコール後も席を立てなくて、ロビーに出てから大号泣。心臓が痩せる思いでした。何にこんなに心を震わされたのかなと考えると、実際明確な答えは出ません。薄暗い照明の中、互いへの思いを必死に伝える恋人達の姿、妊娠を巡る様々な愛憎、それらがこちらが正気を失うギリギリのラインで、空間を斬り裂く様に表現されていて。脚本の巧みさと、困難な表現に役者さんの精神を引き上げる演出を観ていて、ああ、島田さんて物凄い天才なんだなと思い知りました。物語的に、女性としてお腹が痛くなる舞台でしたが、演じる女優さん達はもっと精神を削っていることでしょう。命懸けの舞台を見た結果が、あの号泣だったのかななんて振り返って思います。

    ネタバレBOX

    最初に着ぐるみで前説をする島田さん、その後に同じ着ぐるみのもさもさ頭で登場する皓太くん・・・「ああ、また元カノへの未練たらたらのお話なのね」なんて思ったのが大間違いで、序盤こそそんな流れで始まったものの、同じ言葉を何度も繰り返す果てしないサイケデリックな愛の物語へと展開する様に、壮大なミスリードをさせられたことに気付いて、なんだかしてやられた感(笑)

    主人公は、母親を難産で亡くした男。その死のきっかけになり障がい児として産まれた妹を憎み、首を絞めながらも勃起をする小児性愛者であるため、恋人(あかり)が女児を産むことを恐れてセックスが出来ずにいる。しかし、心の底からあかりを愛していて、セックス以外なら何でもするからと懸命に愛を伝えるけれど、あかりはその言葉では満たされず、セックスがしたい、子供がほしいと願い、果てはレイプのように精液を奪い、妊娠してそれが女児であったためにその子供を堕ろし、狂ってしまう・・・。

    舞台上ではオーラルセックスや半裸、そして経血等のエグいシーンが続きますが、それらの刺激的な表現を陵駕するような、心が引き裂かれるばかりの二人の純愛・・・。それを見事に演技に昇華させた笹木皓太くん・井上千裕さんが素晴らしかったです。皓太くんの眼光は同世代の追随を許さない鋭さ。色々な劇団で彼を観る機会がありますが、やはりホームでの芝居が彼の良さを一番引き出してくれるなぁと感じます。

    そして女性として痛みを伴うのは、やはり妊娠を巡る女性達の思い。妊娠と婦人科系の病気では口に出せない不安や悩みを抱える人はかなり多く、実際に悩んでいる方に迂闊に声を掛けられないほどのメンタル的なファクターなので、そこにLINEという現在HOTな媒体を通して描くことの難しさ・・・そこを乗り越えられたのは、内海詩野さん・大森茉利子さんを始め、やはり命を削って真実を演技に載せている方達の力が大きいなと思うのです。若干24歳の男性である島田さんがこの物語を説得力あるものとして表現できることが出来たのは、間違いなく周囲の女性達の影響かと。

    あんかけフラミンゴの作品は第2回本公演から観ていますが、ここまで島田さんの作家性に焦点を当てて観させられた作品は初めてです。これからも女性に脚本を書かされ、生々しい感情を演劇にぶつける作家さんなのかもしれませんね。次回作も楽しみです!
  • 満足度★★★

    こどもはみちゃだめ
    女子小学生が観に来ていたことで話題のあんかけ11を観劇。

    う〜ん、いまいち乗り切れなかったのは僕が男の子だからか。

    ネタバレBOX

    ネタバレではないが、小針改め転さんは化粧薄めのほうがいいな。
  • 満足度★★★★

    祝・大学中退!
    『つまんなかったら言ってね、死ぬから』がまったくピンとこなかったんだけど、今回は良かったですよ。相変らず過激な題材を並べただけ感は否めないけど、けっこうグッとくる瞬間が何度か。主宰は慶応を中退して演劇に専念するようなので、今後も期待したいですね。

  • 満足度★★

    精神疾患
    見にくい上によくわからんかった。100分。

    ネタバレBOX

    「えっちしてますか?」
    「失礼します」
    のくだりは笑った。

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