「劇団Tempa 秋の演劇祭」 公演情報 「劇団Tempa 秋の演劇祭」」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
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  • 満足度★★★★★

    なんとか1公演だけ…
    今回はどうしても調整できない用事があって、全公演を観劇できませんでした。ラストの1公演だけでしたが、行って良かった!!
    演劇祭は初体験。
    機会があればまた開催してほしいけど、開催者はとっても大変だったのでは?と思った。そして、感謝もした。どうもありがとう!!

    ネタバレBOX

    「走れメロス」の観客参加型演劇に、とても楽しませてもらった。
    ものすごい運動量の中で、あの声量が出るのはすごいなぁ~と感動。
    とても面白い脚本と演出だけど、ある意味、役者さんにむちゃ振り!でも、それをやれてしまうから・・・。
    パンチラって言ってたのに、ラストはパンツのみで笑った。
    あと、川や山賊も!
    走れメロスってあまり好きな話ではなかったけど、今回好きになりました。
    というか、これから走れメロス読んだら、今回の演劇を思い出してしまう。
    スタジオ2の特色を生かした舞台作りだったけれど、他の場所ではどうやって公演をしたんだろう。
    室外、もしくはガラス張りの別室が必要ですよね。


    で、その後ガラッと変わったジャンルの「ブレーメンの音楽隊」
    スカッとした話が残っていた分、どんよりな話と気づくのにちょっと時間がかかった。
    なので、冒頭部分が大切だったんだ!!と、ラストに近づいて気づく。
    言い回しがヘンだったもの・・・やっぱり殺したね。って感じだった。
    そこで、ネコとトリの存在がもう少し深く関わっていっても良かったかなぁと思った。脚本的にはロバとイヌを追い込んでいっていたけど、あまり感じられなかったのはどうしてだろう。
    そして、ネコとトリはロバがいなくなった後、どうしたんだろう。

    母親2人の掛け合いが私を舞台という空間に引き付けてくれる作品だった。
    三上雄大さんを観ていると、続けることは成長するということなんだなぁとおもう。
    私も私生活で、続ける=成長したい!
  • 満足度★★★★★

    楽しかった秋祭り!
    昔、大阪の「中之島演劇祭」には参加したことあるのですけど、その時は単発でヨーロッパ企画を観ただけですし、同じ場所で短期間色んな劇団を観れる演劇祭なるものに参加したのは今回がはじめてですね。  

    で、結局観たのは  
    11月8日(金)19:00~「桜の森の満開の下」×「走れメロス」 ※アフター  
    11月9日(土)15:00~「ブレーメンの音楽隊」×「ハツカネズミと人間」  
    11月9日(土)19:00~「部屋を出て、部屋へ帰っていくあなたのための音楽×「走れメロス」 ※アフター  
    というように、「走れメロス」始まり、「走れメロス」に終わった演劇祭でした。  
    5作品ともハーフタイム物の舞台とは思えない内容の濃さ、レベルの高さで、タイプもそれぞれ違うし、一粒で二度美味しい、いや三粒で六度美味しい、楽しい秋祭りでしたぁ。  

    あえて、文学と演劇をテーマにし、4劇団、5作品を3日間で演劇祭として開催するのって、ほんと大変なことだと思うのですよね。
    自分にとってはタイトだったけど、今まで経験したことのない演劇祭という楽しい二日間、6時間を過ごさせてもらったので、ここは満足度5です。  

    まあ、しかし、今度こういった企画をした場合、広島で活躍されてる劇団、演劇ユニットさんたちが、参加できるのか、どうかが課題なんでしょうね。  

    県外の劇団がフットワークが軽いのか、県内が重いのか、一人の演出家のもとに集い同じ世界を共有し作り上げていく劇団が少なくて集まりにくいのか、他から刺激を受けるより、自分の世界にこだわりすぎる一匹狼的な人が多いのか。  

    なんか外から見た感じ、閉鎖的な匂いはするかなぁ。
    環境も難しいのかもしれないけど。

    ネタバレBOX

    「走れメロス」 坂口修一‥‥  
    原作の匂いとは全然違うテイスト、そこが面白かったです。
    ひとり芝居が苦手だった私に、ひとり芝居の楽しさを教えてくれました。
    2回観ると結構緻密に創られてるのが分ってきて、ネタを覚えてる短期間での2回観賞はきついかな‥(笑)  
    今回は、この作品なしではありえない演劇祭だったかと‥。  

    「桜の森の満開の下」 劇団Tempa ‥‥
    作品・雰囲気は好きな舞台ですし、かなりレベルが高いですね‥。
    妖艶・不可思議・残酷・魔性・美などが、琴の音色と多彩な色と入り混じって、その中でうごめく人というか‥。
    古原さんの声が、全編この舞台の空気を決め、どっしり感を与えたかな‥、原さんは怖かった‥‥、鍋島さんには最後それをもっと食って欲しかった。  

    役者の技量に合わせて舞台を創るのではなく、あくまでも高いレベルの舞台に設定しといて、そこへ何とか劇団の役者の技量をスキルアップしていく‥‥やっぱそこが劇団なんでしょうねぇ。ということで、少し満足のいかない部分もあったけど、1年後やったら、多分もっと良くなってると思うし、今回で終わらせたくない舞台ではありますよね‥‥ほんと難しい舞台。
    泣く、笑う以外の感情表現は難しんだろうな‥‥着地点もなかなか見えそうにないし‥。役者にとって、この舞台こそ、果てがない世界。  

    「ハツカネズミと人間」  株式劇団マエカブ‥‥
    これは、誰が観ても楽しめる定番劇かな‥。
    悲しい話だけど、味わい深く、最後まで優しさの毛布でくるまれたような舞台だったぁ。  

    「ブレーメンの音楽隊」 劇団Tempa‥‥
    これは動の表現が凄かったし、完成度も高かったなぁ。
    こういうネタで、始終シーンとした感じで全編が終わってしまう‥‥っていうのは、観たことあるけど、このタイプははじめてかなぁ。
    かなり、頭がパニくっちゃいましたねぇ。ラストはなんか綺麗だった。
    この芝居が、言いたいことを整理しようかなとも思いましたが、今は感じたまま中途半端な感じのまま、心に納めました。
    なので、これは、2回目即観たかったなぁ。
    橋村さんの存在感には圧倒されました‥、駿くんのハマり具合も凄かったなぁ。  

    「~部屋を出て、部屋へ帰っていくあなたのための音楽~」 劇団Unit out‥‥  
    この作品が一番いま流行りの感じなのかなぁ。
    この時間を遡るタイプは、映画でも良くあるので、もっとひねったのを期待してしまった分、物足りなさは残ったような感じだけど、
    淡々と流れる時間の中に沈んでいる、人に対する愛おしさの喜怒哀楽を肌で感じさせてくれた‥‥そんな感じですか。

    あと、また思い出したら付け加えるかもしれませんが‥。

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