満足度★★★★
成長する舞台
二ヶ月前の本公演と同じAチームを観劇。何と言ってもダンスのメンバーが増え、より本格的になったこと、そして稲垣の成長、同じ舞台でも格段に良くなっていた。
但し、前回も指摘したがシスターが余りにも軽薄すぎる場面が目立つ。シスターはいつも凛としていて欲しかった。笑いを取ろうとするのは分かるが、何か違うんだよね!
満足度★★★
けっこう好き嫌いが分かれる芝居かな
”つかこうへい”という人物に惹かれるかどうか、ではないかなぁとか思った。
映画版を先に見ている印象からすると、ハジケテるなぁ舞台は・・・・。
と感じました。
リアリティがどうとか関係ない感じでの進行はかえって清清しさもあったかな
(約2時間)
満足度★★★★
相変わらず熱い舞台!
つかの男女の恋愛関係は歪んだものが多く、この作品も赤ん坊の時教会の前に捨てられたシスターと彼女の父親を殺したヤクザとが恋愛関係という設定である。シスターかつ女親分役の稲垣里紗が好演。、そして猪熊役の逸見輝羊の味のある芝居が印象的、殺陣のシーンでの照明、効果音など息があっていて迫力ありました。笑いを入れるタイミングもよい。千穐楽のため、人によっては大きい声を出してはいるが、かすれて聞き取りにくいところもありました。相変わらずエネルギッシュな舞台でした。
満足度★★★★
シスターが踊るダンスが非常におもしろかった。
つかこうへい:笑いと毒の彼方へ(元徳喜)では,シナリオが特に優れているのが,『二代目はクリスチャン』だ。教会で静かに神に仕えるクリスチャンが,暴力団の二代目を襲名する。日本には,クリスチャンの数は少ない。非日本国籍の在日コリアンの数と同じだ。
神戸は,欧米宣教師が特に布教活動を熱心にした場所である。修道女の今日子は,魅力的でこの演劇の核になる。今日子は,英二が大好きだ。ほかにも,刑事の猪熊も狙っている。組では,神竜ほか子分もメロメロだ。
『蒲田行進曲』では,児童劇団時代から演劇を志す一組のペアに,大部屋のさえない男が絡んで来る。『飛龍伝』では,神林美智子が上流階級の人に思えても実は生まれに影があり,送り込まれた機動隊の男と,子どもを作ってしまう。
今回の『二代目はクリスチャン』は,新宿シアターサンモールで,三組のチームで競演していた。『蒲田行進曲』『飛龍伝』と似ている点は,社会の底辺でもがく人間の姿,激しい情熱がぶつかるところだったと思う。
シスターが踊るダンスが非常におもしろかった。シスターが,やくざの抗争で追われた男をかくまう。シスターは,清純で美しかったので,子分は残らずキリスト教に入信する。しかし,本来やくざは,命をかけてケンカをしているので,ちぐはぐな設定。
それでも,シスターは,猛烈に恋に生きる。そして,最後は,たいへんな立ち回りがある。いつ入れたか,シスターには,龍かなんかの彫り物が見えた。もの凄い啖呵を切る。神戸の街には,台風が来る。しかし,その台風の土嚢に抗争の死骸はなっていく・・・
満足度★★★★★
おもしろい!
やはり、つかこうへい作品はおもしろい。時代は変わっても色あせないね。今回観せていただいた舞台は、初めての演目で、初めての役者さんばかりだったけど、みなさんエネルギーがすごい。ダンスも歌も素晴らしい。久しぶりに味わうスピード、感舞台を観ながらしびれてしまった。また観たい。古川ロッパ