期待度♪♪♪♪♪
多和田 葉子
個性豊かな多和田 葉子が、毎年この時期ベルリンから戻って、シアターXで行ってきた朗読と音楽のセッションが、今回は形を決定的に変えて、より実験的な方法で上演されるようだ。国際バベル・プロジェクトというのが、一体、どんなムーブメントなのか寡聞にして知らぬが、既に海外で試みられた形とは異なるヴァージョンで演じられるようだ。指定URLを覗いただけでは詳細が分からないが、詩人、小説家として世界で活躍する多和田のこと、面白い広がりを見せる作品となろう。できれば期間中、毎日でも観て変化を追いたいが、日程的にそれは諦めざるを得ないので、可能な限り出掛けることとしたい。実験的な作品ということであれば、これまで海外で行われてきた海外での国際バベル・プロジェクトの概要とレジュメ、今回、実験的に行われる公演の狙い、要旨などの基礎資料を販売するか、資料としてオプション配布するか、HP上で発表して欲しい。以下一例をあげるならば、
バベルの塔の話は誰でも知っている。この傲慢を罰する為に、神は、言語を乱し、塔建設を不可能にしたのだが、この国際プロジェクトはグローバリゼーションの時代にあって、世界共通言語を逆に作ろうというエスぺランティスト的なムーブメントなのだろうか? 少なくともこの程度のヒントは欲しいのだ。