ハネムーンメイビー 公演情報 ハネムーンメイビー」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.5
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  • 満足度★★★

    とある夫婦
    面白い。

    ネタバレBOX

    三重に一緒に住む夫婦の話かと思いきや、動物園のライオン夫婦の話という体裁。

    タケル(森田祐吏)…代々動物園の中で人気を集めた家系。サバンナがどこにあるか知らない。
    百子(笠井里美)…サバンナ生まれの東京育ち。嫌々タケルと結婚となったため、タケルに厳しく当たり子作りもしようとしない。
    葉山(斎藤陽介)…飼育員。実はシマウマ担当になりたい? 二匹が子を作らないためエサに媚薬?を入れた。

    前半がやや吸引力に欠けたかな。百子が葉山を見る冷めた目つきは好きだけど。

    タケルが百子に「好き」と伝えてからが面白い。両親の仲のことがあって「夫婦」に固執する百子の心がだんだんと開いていき、笑顔も見せる。SMAP「ライオンハート」も高らかに歌い上げたり、媚薬肉を貪り、二人眠っての翌朝の会話とか、笑えるとこも多い。半ラブコメというか。
    そして、麩菓子の檻を食い破り脱走する二人。葉山は二人を逃がすため嘘をつき、園長に「たぶんハネムーンに行きました」と告げる。小粋な流れが小気味いい。

    百子の夫婦観に共感できる。好きだけじゃ信用できない、嫌なとこを言ってという。タケルに「歪んでる」って言われてたけど。
  • 満足度★★★★

    NGワードあり
    新婚らしいのになんで?妻もそこまで言わなくても(こえー!)…な導入部で観客の気持ちをがっちり捉えてから真相(?)を明かして本題に入るのがクレバーで、さらに「そこまで極端ではないがいるかも知れない夫婦像」を「そういうカタチ」で見せるのが巧い。
    終盤でちょっと無茶をやったり、必ずしも手放しで喜べない結末だったりもするが、一種のファンタジーとすればアリか?
    しかし本作もNGワードと言おうか、コレを言ってはイケナイ、な言葉(?)があるので、迷っていらっしゃる方は、ソレが漏れる前に観ておいた方がイイのでは? そして後半の日程を予約済みの方はなるべく事前情報をシャットアウトした方がよろしいかと。

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