どん底 公演情報 どん底」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★★

    16歳の山崎少年、おそるべし
    若手人気作家が原作映画初日舞台挨拶前にデビューのきっかけからその日までの道を顧みる1時間余。
    主人公がある曲に人生を喩えるのと終盤でヒロインがあるキャラクターに自分の現状を喩えるのが巧く、現在と回想場面との繋ぎ目もスムーズでイイ。
    また、メタフィクション的な部分(出だしとか劇中の小説とか)も好み。
    これ(の原型)を16歳の山崎少年が書いたとはオドロキ。

  • 満足度★★★★

    小細工なしできっちりと俳優の芝居を見せ切ったことを評価する
    なんて、偉そうなこと言ってすみません。


    江古田のガールズの作品は一貫して自分の才能に対する不安と焦りと苛立ちとそして自負をテーマにしてきた(と僕は思っている)。

    今作は山崎さんが高校時代の作品ということもあってか、テーマの表出が非常にストレートであった。
    ヒリヒリした。

    ネタバレBOX

    小説家を目指している者が、あんなふうに軽々しく他人の作品に手を入れるなんて、また編集がそれを容認するなんてありえない。
    手書き原稿をパソコンで打ち直す過程で自他の区別が曖昧になってきたのだと思うが、脚色事件はこの物語で最も重要なポイントなので、そのあたりもう少し丁寧に描く必要を感じた。
  • 満足度★★★★★

    新たな代表作の誕生!
    お見事でした。
    新たな江古田のガールズの出発を心から祝いたい。

    初日ゆえの甘噛みや、台詞の間違いなどもあったが、そんなことを帳消しにしてしまう作品力があった。そして、役者陣の懇親の演技。
    特に荒弓倫の鬼気迫る演技に感動した。

  • 満足度★★★★

    いいタイトル
    いいタイトルだと思う。

    初日で固かったり、多分セリフ間違いがあったのはちょっと残念だったけど、
    観ているうちに段々入り込んでしまう。面白かった。

    いろんな意味でグリコみたいだった。

    ネタバレBOX

    最後の白黒の対比は面白かった。
    包丁と途中でのボレロの話で終わりかたが読めるもののその前に白のシーンを入れているのがその後につながる

    そういう意味で一粒で二度おいしい感じ。

    なぜ彼女に対してイライラするようになったかがもっとあるといいなあと思った。

    気に入ったのは、着ぐるみの話とそのシーン。迫力ありました。

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