満足度★★
「何を伝えたい、観せたい」のかが見えない舞台
それなりに小奇麗かつ凝ったセット、小さな場面転換でも
セットを色々いじってくるなど演出面で凝った部分はあったものの
肝心のお話がさっぱり分からない。
(何を伝えたいのか、観せたいのか、など)
序盤、小さく笑いをとっていって「これは喜劇なのかな?」
と思っていたけど、中盤の盛り上がり以降も特に
お話の色も方向性も見えず、終わりまで見て
ほんと「何も得るものがなかったな」という気持ちになりました。
満足度★★
極寒の観劇で、心ここにあらずでした
さすが、カンフェティ席!寒いの何のって!!羽織るものを慌てて出したけれど、そんな物では追いつかず、まるで、冷凍室で観劇という拷問を受けているかのような寒さで、体中が痛くて、早く終わってくれと念じながらの、過酷な状況でした。
そんなわけで、集中できずにいましたが、そうでなくても、あまり上出来な舞台ではなかったように思います。
「ワーニャ伯父さん」を、普遍的な物語として、今の日本で上演するなら、それ相応の演出の工夫があってしかるべきと思うのですが、私が観る限り、そういった演出意図は感じられませんでした。
まあ、以前観た芝居では、エレーナ役の女優さんがお世辞にも、美人とは言い難く、台詞で、「美しい」が連発される度、違和感を感じたので、今回の舞台のエレーナ役は、魅力的な女優さんで、ほっとしましたが。
ワーニャの金田さん、医師アーストロフ、ソーニャ役の役者さんは好演されていたと思います。