満足度★★★★
力のある俳優さん二人の
熱演で見応えありました。けれんみの無い演出、美しいライティング、アコースティックな音楽、どれも見事でした。すべてがこの作品にぴったりとはまっていて、映画とはまた違った迫力がありました。ちょっと気になったのが、始終MAXな声量で演じられたこと。この俳優さんたちなら、どんな小さな声でも演じられたはず。80分という公演時間は決して短くはない。もう少し強弱があったほうが観客側としてはリラックスして見られたかな、と思います。
満足度★★★★
観る度に深まる名作
井上ひさしの名作に物怖じせずにチャレンジし、小細工をせず、真正面から格闘して得た演技で、役者さんたちに好感を覚えた。ラスト、卓袱台の上に置かれた二羽の折り鶴の奥床しさ、切なさ、悲痛が、物言わぬまま置かれている余韻が良い。