すだま 公演情報 すだま」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★

    バランス
    パーカッションは当たりだと思いました。
    それを含めた環境の質感は高いと感じました。

    舞台床面の柄も大通りと川が赤くなぞられていたとすれば、
    俯瞰で観ると京都の地図のように感じました。

    ネタバレBOX

    3ステ目を観覧したところ、
    椅子の取り扱いは素晴らしい観せる場転でしたが、
    滑舌を棚に上げたとしても有り得ないほど噛まれてました。
    役者単位の稽古不足ではないでしょうか?

    観終わってみても、朗読を取り入れたことにポジティブ要素が
    感じられませんでした。
  • 満足度★★★★

    男のけじめ 女のけじめ
     3.11、3.12を背景にした、そういう話である。

    ネタバレBOX

     3.11、3.12以降、TV画面を食い入るように見つめていた彼は、突然消えた。書き置きがあった。“ありがとう”“ごめん”と書かれていた。一緒に暮らしていたのに28歳になる彼女は派遣の仕事を掛け持ちしつつ、彼の故郷、家族構成などについては何一つ知らないのであった。ただ、“置いてけぼり”にされたことで、心に空いた穴と不如意とを消すことができず、日毎、その傷を新たにしてゆく。
     つくづく男と女はけじめのつけ方が異なると感じる。女は、具体的に相手の心に自分が住んでいない、とか、空白を感じ続けると、その深く狭い愛の形を維持できなくなって別れの方向へ向かうようだ。
     男は、なんとか事態を立て直そうとあがく。そして、その為に情況に飛び込んでゆくが、言い訳は無論言わない。だってどうなるか分からないのに責任を負ってやれないではないか? と考えるのである。女は、それを曲解する。殊に情況が情況である。3.11については、それだけなら甚大な被害もなんとか修復できるが、(亡くなった方々は無論戻らないが、時がそれでも少しずつは、傷を癒してくれよう)3.12という人災については、馬鹿どもと嘘つきは相変わらず強大な権力を握って更に悪辣で恥知らずな行為を実践しているし、放射性核種の被害は、未来永劫と言っていいほど続くのであるから、救いようのあるはずはないのである。この状況で、互いに寄り添うべき時に、男と女の多くが、却って離れてゆくのであろう。その、事実をある意味淡々と描いている所にこの作品の重さがあろう。(追記6.25)
  • 満足度★★★★

    なるほどねー。
    臨場感溢れ、長い台詞を一気に言う役者さんたちの熱い思いを感じた。
    主人公あたしをすべての役者さんたちが交替しながら、演じたり、ナレーションをしたりとひと味ちがう演出である。
    表現の例えに、作家・監督の名前や映画名を取り入れているのは解り易い。途中 京都女の会話でマシンガンのごとく常套句がでてくるのには
    無意識にうんうんと頷いてしまった。
    音響効果としてのパーカッションも見逃せない。
    楽しめました。

  • 満足度★★★★

    LIVE感が楽しい♫
    パーカッションと素敵な女優サン達のコラボが凄い!!

    ・・・もう少し、スッキリした方がわかり易いかな。

  • 満足度★★★★★

    無題726(13-151)
    19:30の回(晴)。18:31受付(チケットに整理番号あり)、19:00開場、開演までBGMなし、膝高、正方形の舞台、床面に道路地図のような模様、いたるところに木製の椅子か箱のようなもの(微妙に形が異なる)、正面奥、細木の格子、中央は開いていて、丸、菱形、掛軸のように長いもの…薄く透けてみえる布がかかっています。下手、奥に打楽器。19:32(前説2時間2分)、19:35奏者スタンバイ開演〜21:35終演。こちらは初めて。当パンによると「死神」に続くお話だそうで、みていないのですが、劇中、説明があるので大丈夫。男性1名、女性6名(デザインは違うけど同じ色の衣装)によるお芝居。「演じ分ける」手法は何作かみたことがありますが、初めて違和感なくみることができました。打楽器のいろんな音、椅子を組み合わせた場面転換、セリフがないシーンでの細やかな仕草、灯の使い方、とてもよかったです。

    ネタバレBOX

    初日だったからかセリフが少し硬いものの、舞台、奥、客席ギリギリと大きく使っている。飲み食い、うたた寝する後ろ姿もまた巧い。

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