満足度★★★
昔の詐欺事件がモチーフの様子
昔、豊田商事事件というのがありました。
ペーパー商法で、顧客に金を売ったと見せかけて、実際の金はどこにもなかった、濡れ手で泡の商売。
我が家にも、頻繁に、この会社から勧誘の電話がありました。
でも、私は、いつも応戦して、逆に、演技の勉強をさせてもらっていたりしました。
だから、変な話、妙な懐かしさを感じました。
青年座の役者さんの演技には、大満足。特に、息子と同期だった嶋田さんの演技の幅が飛躍的に伸びたことが実感できて、嬉しさひとしおでした。
ただ、期待した野木さんの脚本には、やや不満も残りました。
女優さんの台詞に、苦心されたからなのかもしれませんが、野木さんの本領が発揮されていないように感じました。
満足度★★★★
バランス
とっても現実的、というか現実の方がドラマティックかも。楽しく生きて行く上での駆け引き、そのバランスが良すぎた感じも受けました。自然と泣いていたのも事実ですが…。
満足度★★★★
おもしろかった。
台詞の端々に「あぁ野木さんの書いたお話だ・・・」と感じ取れる部分が。
青年座さんのお芝居は始めて観ましたが、面白かった。
開場から開演まで流れていた音楽が不快でしたが、始まってしまえば忘れるくらい。
夫々の表面から色んなものが削ぎとられ、追い込まれていった先に見える人間臭さに引き込まれました。
派手な展開や演出がある訳ではないけれど、それだけに役者さんたち流石だなぁと思えるお芝居でした。