ライダーになれなかった人のための 公演情報 ライダーになれなかった人のための」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-13件 / 13件中
  • エネルギッシュ!
    今回が所見でした!とにかく、みなさんおっしゃる通りエネルギッシュで四人のキャラが上手く融合した舞台でした。四人のキャラは一人一人違っていて関係性が分かりやすかった。
    あーゆー熱量の舞台を見るのが少なかったので、心も震える舞台だった。
    また、見に行きたいです。

  • 満足度★★★★

    熱量
    熱量の高い芝居だった。
    4人の表情がインパクトがあって、臨場感あり。

    特に辻さんは、いつもながら存在感がすごい。刃物のような感じもするので、「怖い」印象が来るのだが、ちょっとコミカルさもあって、なんとも不可思議。

    お話全体としては、「なれなかった人」たちのお話は、なれなかったさがなんともいえず、悲しさを出しつつ、生きているとそんなことが多いよね、っていうあきらめ感がある。決して、人を鼓舞しようとか、そんな印象は持たなかったのだが、普通っぽい話が、かえって、メッセージがあるのかもしれない。

    というのは、私はもう不惑を越えているので、なれないものばかり。それから比べると、「なれなかった人」にもまだまだ違ったチャンスがあるのでは、と応援したくなる気持ちに。ということは、やっぱり前向きな話だったのかなあ、などとも思う。

    アフターイベントで女性版も拝見。楽しかった。

    (演目とは関係ないが)
    あと会場は初めてだったけど、天井が低く、たくさんの観客が入るときは、ちょっと広いが故に観にくくなる可能性もあるなあ、などと思った。
    今後どんな形で使ってくるのが出てくるのか楽しみだ。

  • 満足度★★★

    熱く語れるのはいいよね
    子供のときは好きだったけど、仮面ライダー。大人になると、大抵の人は興味なくすよね。大人になっても仮面ライダー好きだ!って叫ぶことができる人は偉いよな。、、、別に偉かないか。

    でも熱く語れるのは、男の特権だよね。

    ネタバレBOX

    企画会議が徒労に終わって。でも逆によかったよね。あんな企画じゃ通らないだろうからさ。

    徒労だけど、徒労感があんまりなかったのは、よかったのか、悪かったのか。
  • 満足度★★★★

    みました
    熱演でした。

  • 満足度★★★★

    おもしろかった
    男の子ばかり集まると、こんな感じになるのね~って感じで面白かった。
    一人ずつ役者が増えて、夫々の立場・性格が明らかになって、集められた目的が分かって・・・。
    私の席にあったチラシには当日パンフレットが入ってなかったので、キャラクターや人間関係は全く分からないまま観ましたが、充分楽しめました。
    個性的な登場人物達の中、それまでおとなしく一番普通に見えていた脚本家の暴走っぷり、笑うしかないオチのつけ方も見事。

    ネタバレBOX

    「『大人』になればいろんな事が自由にできる」と信じていた子供の頃。年齢を重ねても何者にもなれず、自分の自由になることなんてほんの僅かと分かっているから、チクチク刺さる言葉が・・・。
  • 満足度★★★★★

    会議は踊る
    とっても熱い会議でした。面白かったなぁ。当日パンフのおかげで(これは観劇前に必読ですね),すぐに人間関係が把握でき,ストーリーに入れました。最後のオチも秀逸。観客席が少なかったけど,もっと多くの人に見てほしい芝居だと思う。次の本公演も期待しています。

  • 満足度★★★★

    勢いが途切れない
    台本が強かで、かつ男優四人だと、勢いがつくと手が付けられないパワーがあって観る側を巻き込み、手放さない。

    ただ、突っ走るのではなく、
    きちんと観る側がのっていけるコンテンツが裏打ちされていて、
    プロジェクターやちょっとした小道具なども上手く差し入れられて。

    時間があっという間でした。

    ネタバレBOX

    役者一人が板付きで始まる舞台、
    最初は
    場をゆっくりあたためながら、シチュエーションを
    観る側に刷り込んでいく。

    ひとりずつメンバーが増えて、
    ロールが次第に見えてきて・・・。
    すべてがフラットに晒されるのではなく、
    少しずつそれぞれのキャラクターが伝わってくるのも、
    また、登場人物の関係性も均一ではなく、
    ちょっと凸凹した距離感が作られているのも旨い。

    番組の新シリーズを作るというベクトルに束ねられつつ、
    語られる理屈にそれなりの筋の通し方と説得力と表裏があって。
    それらを、役者たちが勢いに紛れることなく、
    正論や、時にはすてきにダメダメやプランを貫き、折れて。
    しかもロールを背負う役者がしっかりと異なる切れを作り出しているから
    重なりが混濁することも場をあいまいにすることもない。
    異なる立場で関わる4人の、
    対立と共感と高揚に変わっていく、
    その波にガッツリ呑まれてしまう。

    こけら落しの劇場の、広さや高さも
    この作品には実にマッチしていて、
    疾走感すら感じる場面の迫力を散らせず妨げず
    そのままに観る側に伝えてくれるし、
    役者たちが緩急の緩の部分で
    空気をしっかりと支え、切らせず、
    観る側を休ませないのです。

    パターンに陥ることなく、
    なんども昇っては沈み、
    でも最後には4人がしなやかに噛みあって・・・、
    終幕の回収の仕方にも、
    観る側に中途半端を感じさせないしなやかさがあって。

    いくつかの台詞の重なりや繋ぎの本当に細かい部分に、
    微かな不安定さを感じることがあったりもしたのですが、
    それとて公演を重ねていけばきっと霧散する類のもので、
    この作品、さらに熟していく予感もあって。

    ほんと、おもしろかったです。

    余談ですが、
    この、作り手の新しい引き出しを拝見して、
    劇団には女優もいらっしゃるのだし、
    いつか、同じ引き出しで作った
    女性版のなにかもみたいなぁなどと思ったりも。
  • 満足度★★★★

    作者の意志がいい
    作品に作者の強い想いがあり、それが社会への批評性にもなっている点がとてもよかった。

    ネタバレBOX

    (内容解説をしないで、感想だけ書いているので、観ていない人にはわかりずらい文章になっています。申し訳ない。)

    素晴らしかったのは、最後に中心テーマがグッと起ちあがってくる場面。
    それまで、何がテーマなのかよくわからずに進んでいた話が、
    川島辰郎(川本直人さん)が堰を切ったように企画案を述べる場面で、この作品の問いかけがグッと浮上してくる。
    社会はライダー(ヒーロー)になれなかった多くの人たちで溢れている。その「なれなかった人」の視点から世界を見返すと、その像は全く違うものとして見えてくる。「なれなかった」というのは、夢であり、希望であり、、、それらがかなえられなかったという多義的な意味を持つ。また、かなえられなかった理由も、努力だけが問題とも限らず、環境や、条件や、運など様々だ。

    社会は、表面的には、成功者と言われる夢を叶えた人たちの言葉でみたされているが、実際は、思い通りに進めなかった多くの人達によって支えられている。それも、人だけではなく、規格外の野菜の話なども含めて、モノの視点からもその構造をあぶり出している。

    この世界観の反転こそ、作者の強い批評性だ。素晴らしい。

    また、今自分が立っている場所(就いている職業)も、明確な理由があってそこにいるとは限らないけれど、その根拠を見出そうとするテーマも内包されている。この点も素晴らしい。


    だた、序盤は、芝居に入り込めずにいた。
    それは、日常に起こり得る、会社の企画会議の一場面という設定なのにも関わらず、役者の演技は過剰であり、そこで交わされる会話もとても芝居がかった台詞のやりとりだったからだ。

    おそらく、脚本も演出も役者も、エネルギーを放出する芝居はとても得意なのだと思う。実際、素晴らしかった。だが、表面的なエネルギーを抑えて演技するたんたんとした場面などは、あまり得意でないのかなと思った。
    その点がより良くなれば、更にメリハリがつき、そのエネルギー溢れる部分がより活きるのになと思った。

    また、テーマが最後に表面化することによる驚きはあったが、表面化してから物語はすぐに終わってしまうので、その表面化したテーマを味わったり、自分の人生と重ねて考えたりなどの時間はほとんどなかったので、少々物足りなさは残った。
    ただ、それは上演時間が短かったことにも起因しているかもしれない。

    いずれにせよ、おもしろい短篇(中篇?)でした。
  • 満足度★★★★

    とても
    面白かったです。こんなに熱い芝居で面白いのに、客数が少ないので勿体ない気がしました(観劇する側としては贅沢極まりないです)。どんどん熱くなっていく展開と熱い演技の役者さん達に目が釘付けでした。4人の役者さん達は、それぞれに個性があって良かったです!沢山笑って楽しい1時間でした!

  • 満足度★★★★

    熱トーク
    熱かったです。

    ネタバレBOX

    背中に手を添えて、人生について何かを話し掛けてくれるようなちょっと切ないものを期待していましたが、そうではありませんでした。

    仮面ライダーにはなれないことに気付き、仮面ライダーになるには改造を受けなければなりませんからね、それではと、ライダーの中に入るアクション俳優になりたいと思ったりもしたけれど、それをスーツスターって言うんだ、最初何のことだか分からなかったです、でもやはり特に目指したわけでもなく、そして仕事を選ぶときもライダー関連の職種を選んだのかというと明確にそうだとも言えず、それでも今では仮面ライダー新シリーズの企画会議に呼ばれる立場の各業界の人たちの、プロデューサー不在の中で企画会議が次第に熱を帯びていく様子を描いた話。

    一応決定していた新シリーズの企画がスポンサーの反対でダメになりかけているということで、初めはお互いに二流どころをけなし合っていたものの、次第に代替案がまとまっていき、みんなで勝手に熱く盛り上がっていったところで、米国のスポンサーの許へ行っていたプロデューサーからスポンサーを説得できたので元のままでいくという連絡が入りシャンシャン。

    美少女系ライダーや、ブリやハマチをモチーフにしたライダーは次回シリーズで活かしてくださいね。熱いトークは決して無駄ではありません。一流どころへ一歩前進です。アイドルの弱味につけ込んでいるアシスタント・プロデューサーを除いてね。
  • 満足度★★★★

    多いに共感 ♪♪
    面白かった。みんな”ヒーロー”に憧れて飛び込んだ業界だったはずなのに、シビアな現実の中でいつの間にか自分が抱いていた夢を忘れていってしまう…。

    とってもくだらないんだけど、日々の生活の中で忘れかけていた”何か”を思い出させてくれる。そんな舞台でした。

    ネタバレBOX

    とは言え、「仮面ライダーディッシュ」はさすがに観たいとは思わないなぁ(笑)。
  • 満足度★★★★★

    当パンからして秀逸!
    そこまで掘ったのなら、
    もういっそ載せてしまえなのでしょうか?
    相関図よりこちらの方が面白解り易いんですね。
    しかも高校まではどうやらリアルのようで。

    他キャラへの一言も後々笑えました。
    こちらの当パン必見です。

    あと、極限まで席数が減らしてあって、
    予想外の快適さでした。静かなオモテナシを
    感じました。

    笑いの要素が多く小さい波を
    起こしては上手に増幅されてました。
    若干熱演とのズレは個人差で
    感じる方も居るかもです。

    汗が滴るどころかメガネが曇るほどの
    熱量には爽快感が残っていました。
    大いにお薦めです。

    ネタバレBOX

    自分達もこれくらい噛み合ってない
    組み合わせで打たないと甘い会議に
    なってんじゃないの?と軽く反省中ですw
  • 満足度★★★★★

    すごい。
    これはすごい。 超面白かったです! もちろん戯画化されてるとはいえ、こんなダメダメな企画会議本当にどこにでもありそう。笑。 オチも含めて。 途中出てきた企画のカオスっぷりと全体的なディテールへのこだわりが素晴らしかったです。笑。 PCの画面の使い方もうまいと思いました。 そして、メッセージ?みたいなものは深いんだかシニカルなんだか。笑。 役者の方々も皆キャラがめっちゃ濃かったです。笑。


このページのQRコードです。

拡大