宝塚BOYS 公演情報 宝塚BOYS」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★★★

    生きた場所
    戦後の男子が夢見た場所は、華やかな女の園で
    手が届きそうで、最後まで届くことがなかった場所・・・
    必死に練習するシーンはもちろん、下宿でのシーン、
    各キャラクターの戦時中の悲しい過去、そのほか
    胸を打たれるシーンがたくさんでした。感動しました。
    最後のレビューも、個人個人の紹介台詞にも、涙が出ました。
    なにより、シアタークリエの目の前が東京宝塚劇場で
    目の前にまであった夢の舞台の物語により考えさせられるものがありました。

  • 満足度★★★★

    それでも夢はあったほうが。
    宝塚BOYSって、結構切ない話だったんですね…。
    戦争のお話でもあったんですね…。
    なんか、なんだか、ものすごく切なくなりました。
    いや、面白い部分もたくさんあるのですが…。
    願っても、努力しても、夢が叶わないって、やっぱり辛い。
    キラキラな羽と大階段。その反面の、華やかなステージと、裏のギャップ。
    ショービジネスとはそういうものとは言え…。刹那的な世界を観た気がします。
    素敵な舞台でした。
    帰り、会場を出たら、目の前で宝塚スターさんの出待ちに遭遇しました。
    大人数のファンたちが規律正しく列になり、沿道を埋めつくす。
    そして車道を歩き、ファンに応える宝塚スター…圧巻でした。
    宝塚とは!的な光景…。
    もちろん相当の努力があってのことではありますが、どんなに努力しても、叶わなかったお話を観てきた後に見ると、切なく込み上げるものがありました。

  • 満足度★★★★

    華がある
    ラストはさすが華がありますよね。本家のヅカも観たくなりました。

  • 満足度★★★★★

    得意分野
    俳優さんたちの得意分野が分かれていたと思う。
    ダンスの上手い人、歌が上手い人、演技がうまい人、とに。
    おばちゃん役のもと宝塚の女優さん、華をそえてくださいましたね。

    ボーイズたち、もっと歌って踊ってほしかったです。
    楽しかったです。

    シアタークリエの反対側が宝塚劇場なのも楽しいですね。

  • 満足度★★★★

    やっぱり、良いです。
    もう、何度も観たのですが、また行ってしまいました。
    再演・三演と見てきたのですが、今回は今回のボーイズたちでした。

    夢をあきらめないって難しいけど、大切なことだなと思いました。

  • 満足度★★★★★

    もっと早くに出会いたかった!
    浮ついたイケメンたちの芝居でしょ…とか思っててすみませんでした!
    実話を元にしたしっかりしたお話だって知って、もっと早く見にいけばよかったと。キャスト関係なく、見ておきたいお芝居でした。

    見にいくきっかけになった、花組芝居の小林大介さんと、クロムモリブデンの板倉チヒロさんが素敵だったのはもちろんのこと、最近の舞台だと「露出狂」で拝見した入野自由さんもしっかりみっちり詰まってて抜群。

    各々しっかりしながら、ボーイズとしてわちゃっと集まってても可愛かったり。それでいて悔しさに片腕引きちぎられるくらい悔しくなったり、やっぱり可愛かったり、辛くてどうしようもなかったり……バランスが心地よくてぐいぐい引き込まれました。今回見られてほんとうによかった!!!

  • 満足度★★★★

    終戦/戦後当時、男性も歌劇団を目指した事があってもおかしくないなあと
    他舞台のチラシで、「かつて男性が宝塚の舞台に立つ事を目指した事が~云々~」
    というくだりに興味を惹かれてチケット購入。
    当日行ってみるとイケメン声優/俳優(入野自由君以外誰も分からんかったけど)
    目当ての女性陣が9割近かったのでちょっと引いてしまいましたが…

    終戦ほどないタイミングでの宝塚歌劇団へ
    「ぜひ男子部を作って欲しい」という想いを手紙に綴った主人公(の1人)、
    そして集まった宝塚男子部メンバー、それぞれの戦争/戦後の境遇と
    宝塚の大舞台に立つ事にかけた想い、
    (案内パンフで既にわかっていた事ですが)
    それが叶わぬ夢と消えゆくまでを描いていて、
    喜劇のようでありながらホロリと涙腺が緩む場面も多数、そんな作品でした。

    俳優目当てで行く人がほとんどかと思いますが、かなり真面目な演技と
    ダンスと色々で、一見の価値ありじゃないかな、と思います。

    ネタバレBOX

    冒頭、戦争/戦後の混乱期の中で歌とダンスと演技で一般大衆を喜ばせる宝塚歌劇団、
    そこにあこがれ「男であってもぜひ宝塚歌劇団の舞台にあがりたい」
    という想いが叶っての男子部設立、それに参加した7人の男性主人公、
    それぞれが抱える想いや境遇を笑いを織り交ぜて語りつつ、
    しかし「宝塚は女性のもの、男子など不要!」という上層部、女子部、ファン
    その他大勢からの妨害により中々陽の目をみる機会を得る事ができずに、
    演者、観客ともにはがゆい想いが延々と続きます。

    基本舞台が練習場、寮、の2箇所なので、結構似たような場面が続き、
    ちょっと話に起伏が欲しいなあ、と思いながら休憩を迎えました。
    (ここまで1.5時間程度、ちょっと喜劇パートとはいえ長かったかなあ、と)


    当初、「2年を目処(舞台デビュー目標)にする」という話だったのが3年過ぎ、4年過ぎ
    (この辺から年の説明がないので実際何年経っているのか分かりません)
    やっと「男女混合舞台をやる!」という話が持ち上がるのですが、
    それも出ては立ち消え出ては立ち消え、台本まで用意されても
    まだ実現されない状況の中、1人は病気で入院、1人はこの煮え切らない状況に
    業を煮やして脱退宣言、もう1人は終戦後ずっと消息の分からなかった父親の
    死亡通知が届いた事で肩を落とし、そして最後には
    「宝塚歌劇団男子部は解散」と、ひっぱるだけひっぱられての
    救いのない展開にお話としてはちょっと残念過ぎました。
    (ここまで観ていて、1回ぐらい男女共演出来て終わるのかな、と思っていたので)


    しかし、7人の夢の中なのか、あるいは誰も観ていない舞台を使ったという設定なのか、
    とうとう7人+寮のおばさん(元宝ジェンヌの方?)の夢の舞台が
    開催されました。

    観客としても「待ってました!」と言わんばかりの拍手喝さいです。
    昭和のテイストを出しつつも押しも押されぬイケメン声優/俳優達の
    歌とダンスに目と耳を惹かれました。
    そして、おばさんのソロ歌(美空ひばりさんの歌?)がこれまた聴かせてくれました。

    そうして一瞬の華やかさの後、練習場に別れを告げ、
    「とりあえず飲みに行くか…」と笑顔で集まる7人に
    何か哀愁のようなものを感じました。




    今でこそ、宝塚歌劇団は女性が男性を演じる独特の劇団である、と完全に認知された上で、
    その他にも男性女性それぞれが活躍する場(歌劇、演劇その他)は
    多数ありますが、昭和/終戦の当時には
    「宝塚歌劇団」というものがそれ以上のものとして
    一般大衆に希望を与えていたのかと思います。

    そんな中、それを目指す男子がいたとしてもおかしくないよなあ、
    そしてこんな結末をたどったのかなあ、と感慨深いものがありました。

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