満足度★★★★
伝奇系アクション時代劇
前半は若干冗長な感があるが、後半は1つの大きな流れになり、登場人物それぞれの相棒、上司や部下、恋した相手などに対する「想い(あるいは思いやり)」などが表現され(これがイイんだなぁ)切ない幕切れまで一気で見応えがあるので休憩なし2時間半とやや長めながら、さほどその長さは感じず。
ところで由那を筆頭に女性キャラの死に際がそれぞれ良いのは脚本が女性によるものだからか?
一方、これは前半だけれど、遊郭の見習いのコがギャルピースをしたり、尾行する時にかえって目立つんじゃね?なファッションサングラスで変装(?)するなんて時代設定を無視した小ワザも好き。
時代設定無視といえば、このテの作品では定番化した印象もあるけれど、新旧とり混ぜた衣装もステキ。鬼側と人間側を往き来する人物の衣装による表現もナイス。
また、音楽も三味線からプログレ系、セミ・クラシック系まで各種取り入れてそれぞれ合っていたのが○。