満足度★★★
面白かったかな
物語があるのかと問われるとちょい難しい部分があるが、お芝居はゆるゆるゆったり進んで行く。そのゆったりさになんか引きつけられる。なかなかには面白かったです。
満足度★★★★
無題642(13-067)
14:00の回(晴)。13:30受付、開場。ここは2回目、入って右側が客席、奥がこあがりのようになっていて(以前はここで演じていました)、靴を脱いで座るようになっています。反対側が舞台となり木のベンチ、カウンターにロッカーなど。
13:57前説、14:00~14:56終演。15:00~15:20アフタートーク。ダンスはダンサーの方...とは違いますが、雰囲気がよくでていたと思います。弱気で人見知りしそうなヴァンパイアは日中でも戸外へ行く、しばらくわからなかった「Thriller」、陽気のよさに少しウトウトしていたときにぼんやり眺めたような、そうではなかったような不思議な時間でした。
満足度★★★★
川上弘美的なちょっとズレた世界の4コマ漫画
ワワフラミンゴ「馬のリンゴ」を観る。
いったい何でしょう、これは。不思議な世界観。
珍しいキノコ舞踊団みたいなダンスがあり、シュールな会話があり、吸血鬼も出て。強いて言えば、川上弘美的なちょっとズレた世界を、4コマ漫画でずーっと観ている感じ。このまま2、3時間、ぼーっと観ていてもいいかも。
会場の神楽坂フラスコさん、柔らかい生成りの色調で、世界観にマッチ。
満足度★★★★★
石を売る
ちょうど朝起きて爽やかな空気の中で、つげ義春の弟、つげ忠男の漫画をガッツリよんできたばかりだったので、
昼の神楽坂の、外をOLなんかが
「なにやってんだろ?」
とばかりに覗き込むカフェの中で
何故か無能の人チックな石売りの妄想日記が音読されるとは思ってもみなかった(苦笑
自分が中学生のころだったか、
無能の人の予告を古雑誌の中に見つけて、
つげ義春の石を売る男の物語に対する
劇画ファンたちの静かでアツい期待をヒシヒシと感じ、
これってどんな話なんだろ?まさかホントに石を拾って売る話じゃあんめぇな、
と思って現物を見たら、まさにその通りだったので(苦笑
自分も洟水を垂らさんばかりに驚嘆し、
当時の漫画ファンたちの正気を疑ったものだった。
それから何年かたち、高校になるころには、
高校から渋谷に自転車で行く途中に北冬書房に寄って
つげ忠男や鈴木翁二の載ってる漫画を手に入れたりしていた。
で渋谷のタワレコで友達とヒップホップやフレンチポップやバロウズと並べてつげの凄さに驚嘆したものだった黄金の90年代(笑
まぁ、そういうのとはぜんぜん違うんだろうけど、
偶然かもしれないけど、
若い女性がつげ義春なんかを読むのは良いんじゃないかと思うよ(笑
それを真似る必要は全くないけど(笑
少なくとも、普通の生活を送りながら片隅につげ義春の本を置くのは
悪くないと思う。
外国に行かなくても、
多摩川の河原でも幸せの一かけらは見つかるかも、という気になったりするから(実際に見つかるとは全く限らんが
※ちなみに日記を音読するのは物語のほんの一部で、
特につげチックな登場人物が頻出するわけではないので安心してください。
満足度★★★★★
一身上の都合で全てはわからないけれど・・・
冒頭の身体での表現にまず捉われ、
シーンごとのひとつの所作や言葉から
女性たちの、このメソッドだからこそ表現しうるであろう感覚が伝わってきて。
もし戯曲で読んだら、
きっと突飛に思える踏み出しも、
役者たちが組み上げる空間に置かれると、
単に言葉そのもののニュアンスを観る側に伝えるのではなく
そこに紐づいた感覚や想いを細微に組み上げて
観る側を淡く、強く、ぼんやりと、でもくっきりと
その時間に染め揺らす力があって。
幾色ものとても自然でつかみどころのない想いの肌触りに
深く浸されてしまいました。