満足度★★★★
無題678(13-103)
19:30の回(曇)。19:02受付、開場。入口側に座席(座布団席+最後列に椅子)、既に5人がいて何をするともなく会話がない時間が過ぎていきます。コンクリートに囲まれた狭い空間、全く装飾がないのは初めて…1週間ほど前、ここでajiをみましたがその時のメルヘン的なもののカケラすら残っていません。暖かさとは無縁の空間、色を喪い、墨色の鈍い感触、コトバも吸い込んでしまいそうな空間、左右のスピーカーから聴こえてくるビート、壁と向かい合っている者、座っている者、歩いている者…若者という以外何の関係もなさそうな者たち、満席、19:31前説(50分)〜20:15終演。桜美林…といえば、ダンサーの木村愛子さん、公演はよくみに行きます。終演後、作演出の(同じく)木村さんとお話…もちろん木村さんのことは知っていらっしゃいました…作風とはかなり違った(こんな言い方でもいいのかな?)好青年。
男と女(結婚してるのかな)、その男の両親…あと「息子」「アイドル」という役があるが、どういう関係だったか…
開演時、5人の立ち位置がよく、それまでの顔つきとは全然違う、短い詩のようなセリフ(リフレイン)、吐き出すセリフ、呻き悶え絞り出すセリフ、薄暗い照明、冷たいコンクリートに押し潰されていくようにみえる、観客も閉じ込められている。初めての役者さんたちばかりでしたが、いい感じの50分でした。