『I.F.L.演劇祭』参加公演
『I.F.L.演劇祭』参加公演
『I.F.L.演劇祭』参加公演
実演鑑賞
野方スタジオ(東京都)
2013/01/18 (金) ~ 2013/01/19 (土) 公演終了
上演時間:
公式サイト:
http://www.obonro2012-9.net/
期待しないわけにはいかない。 さひがしジュンペイのこの演目は目撃させてもらった。 末原拓馬のこの演目も気になるが、 高橋倫平の回を見たい。あのフィーユ少年がどのように化けるのだろうか? ...
期待度♪♪♪♪♪
0 2013/01/15 21:13
期間 | 2013/01/18 (金) ~ 2013/01/19 (土) |
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劇場 | 野方スタジオ |
出演 | 高橋倫平、末原拓馬 |
脚本 | 末原拓馬 |
演出 | 末原拓馬 |
料金(1枚あたり) |
~ 【発売日】 2000円 2013年1月2日10時より予約受付開始 |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | 2013年 1月18日(金)19:00 1月19日(土)19:00 ※開場は開演の30分前、上演時間は参加劇団2団体×30分の1時間を予定しております。 |
説明 | 2013年1月11日~14日に参加する 『「まめ芝。」その四』にて上演される、 おぼんろ1800秒物語り劇場『捨て犬の報酬』 が早くも再上演決定!! 今回は劇団おぼんろ 高橋倫平、末原拓馬 が日替わりキャストで演じます。 『「まめ芝。」その四』での公演とはまた一味変わり、 限られた照明・音響、その空間の中で キンキラキンのラブを、あなたに。 ■準備日誌■ ■1月22日 公演が終わって数日。 照明も音響のまともな設備もない場所で演じ、 終演後にいただいた万雷のなりやまない拍手をいただいたのは今でも信じられない。 でも、 いまだに、セリフを口ずさんでいる。 まだまだ、もっとこの作品を魅せることができるはず あの時のあの瞬間のあの失敗を悔やむ。 もう一度演じたい。 その思いを持ち、今回の公演を終える。 いつかこの作品をもう一度陽の目に当てるために。 まだまだ成長していこう。 数少ない、この作品を見てくれた皆様に、最大限の感謝の気持ちをこめて、 ありがとうございます。また戻ってきます! ■1月18日(倫平)■ 拓馬の本番。 さひがしさん、めぐみさん俺に続き等々、本うち登場。 見る人を楽しい、気持ちいい気分にさせる事ができることが、 たくまの魅力の一つ。 体全体を使って動き回り、そして子供の用に屈託のない笑顔で、みんなの心を鷲掴みにする。 愛さずにはいられない犬。 この夜も拓馬に魅了された人がいた事は紛れもない事実だった。 明日、おぼんろメンバーで唯一2回目の「捨て犬」を演じさせてもらう、ただ純粋にこの物語を少しでも、多くの参加者の心に焼き付けたい。 ■1月17日深夜(拓馬)■ いよいよ明日が本番。 通し稽古をしたけれど、奇妙な感覚に襲われる。 日ごろおぼんろの本公演の時は、 あまり役作りをしないことをテーマにしている。 あくまで、語り部が語るということに意味があるからだ。 それゆえに、登場人物は俳優と同じ名前である。 ただ、今回は違う。 読み物として書いたのが発端だという話はしたと思うが、 それゆえに、 完全に物語上のキャラクターがある。 これは、 役作りをしなければバカである。 と言うわけで、してみた。 元から、役に感情を持って行かれるタイプの人間ではあるけれど、 今回はひときわその性質が目立つような気がしている。 楽しい。 まあ、体力たるや、相当に削られるのだけれど。 ハード面の演出は拓馬版は特に凝らないことにした。 俳優としての特徴を際立たせたいからである。 仕掛けを変えてしまうと、比較ができなくなってしまう。 物語りとしては同じでも、 果たして内容や感じ方どう変わるのか、 何十年も付き合っていく作品と決めたからには、 果敢に挑戦である。 なんにせよ、 スエハラタクマが人生で初めて『捨て犬の報酬』をやるのが明日になります。みなさまどうぞ、お楽しみに。 ■1月16日(倫平)■ 初めてのだったものが、2回目の一人芝居となるわけだが、 反省を生かさなければ、成長はない。 何をどうすればいいのかは分かっている。 一人で板の上に立つ事に慣れるにはまだ時間がかかるだろうが、 そんな悠長な事は言っていられない。 もっと染みこませる。それだ。余裕を持って演じる事ができれば、もっと違う表現のしかたができる。 変わらないのは一つ。 シンプルにこの物語を、参加者にモノ語るだけ。 ■制作より■ 完売しては増席し、また完売、 の繰り返しです。 嬉しいことです。 みなさまありがとうございます。 イベント参加他団体様から、 予約枠をお譲り頂いて増席しております。 今度こそ、本当に残りわずかとなっております。 18日の枠をまた少し増やすことができましたが、 どうぞご予約はお早目に。 1月16日 ■1月16日<拓馬>■ 一昨日までやっていた『まめ芝。』というイベントで、 自分以外の劇団員3人がこの作品を演じるのを観た。 どれも素晴らしかった。 本当に、心からそう思う。 わずか一週間後の再演。 おぼんろがするべきことは決まっている、 とにかくこの物語を多くの人に贈ることである。 キンキラキンのラブ。 ここには、それがある。 これは、世界を変えることができる。 そう信じてやまない。 それぞれの演出を手伝わせてもらったときに、 物語りの重要な箇所については念入りに伝えたので、 今更に奇をてらう必要も感じないし、 ただただ大切に、捨て犬に成り下がりたい。 実はこの物語は、珍しくも、 自分で演じるつもりはまったくなく書いたものである。 諸事情により いまは行動を別にしている頑固者の仲間の誕生日に、 プレゼントを買う金もなく、 どうせ物を挙げても喜ばないのも知っていて、 数日間徹夜で書いて贈った作品なのである。 ■1月10日<倫平> 一足先にこの演目がおぼんろメンバーのさひがしさん、めぐみさんと自分の3人によって まめ芝というイベントで上演される。 演出家として、拓馬がそれぞれの持ち寄ってきたモノに あれやこれやを伝えていく。本当に三者三様で見ていて面白い。拓馬は生みの親として、どんなものを提出してくれるのだろうと、今から楽しみ。役者の経験値としては、他の3人の方が持っているだろうけど、独り芝居としては、この3人とは比べ物にならないほどの経験を持っているのだから、驚かせてくれるのだろうと期待せずにはいられない。 ■1月8日<拓馬>■ みんなのバージョンを観たのは一昨日の稽古。二日間岡山に仕事をしに行ったけれど、その間中、みんなの作品のことが頭の中でループしていた。倫平さん、めぐみさん、さひがしさん。それぞれ演出の手伝いのようなことをしているし、なるべく見せてもらうようにしているけれど、みんな本当に素晴らしい。感動する。 なにせ、うまい。みんなすごいことは知っていたけど、改めて、そう思える。 仲間を尊敬できることが、どれだけ素晴らしいことか、実は、知っている。 甘えさせてもらい続けている立場でありながら、 一応、主宰の責任は果たそうと思う。 ■1月5日<倫平> 独り芝居と言えば、末原拓馬の専売特許。 2年前の夏。池袋の路上で拓馬の「ズタボロ一代記」を見ていなければ、今ここにはいなかったはずです。 独り芝居をし続けてきた拓馬の度胸と経験値には、到底及ばない。そこは本当に尊敬する。しかし、私とて、役者としての意地がある。拓馬ができるなら、自分にだってできると豪語してたいのは山々なのだが、圧倒的な台詞量に涙を流しそう。 いつもこんな事を拓馬はやっているのか・・・本当に凄すぎる。 なんで、こんな事をしようと思ってしまったのだ!?と 嘆きたくもなるのだが、1にこの作品を誰かに伝えたいと思ったから。初めてこの本を読んだ時に、号泣したんです。 伝えたいのです。痛くて痛くて、それでもハッピーでキンキラキンのラブに包まれているこの作品を。とにかく、台詞を身体にしみこます。負けるな俺。 ■1月2日<拓馬>■ 台詞は七割がた入った。どう煮詰めていくかが問題。 独り芝居とは言え登場人物はひとりではない。 そこらへんは、参加する人間の想像力に頼ることになる。 特にこの物語では、その‘見えない人物’の表情が、 たたずまいが、声が、 ものすごく重要なのである。 ★制作より連絡です★ 明日より、この日誌は高橋倫平・末原拓馬両名によって書かれます。自らのモチベーションや演技の意図についてはもちろん、お互いに対する尊敬、観察記録、通し稽古の感想、羨望、愛、憎しみ、嫉妬、殺意など、さまざまな気持ちを不定期で綴り合います。よろしければ細目にチェックしてみてください!ふたりの中では、「交換日記みたいだね♪」と言う認識だそうです。お楽しみに☆ ■1月1日■ チケット発売前夜。 倫平さんと2人、緊張感に包まれる。 やはり、いつだって、ドキドキする。 ■2012年・本当に年の瀬■ 稽古で、めぐみさんと倫平さんの『捨て犬』を観る。 さひがしさんとも、念入りに打ち合わせをする。 誰もがみな、脚本家としても演出家としても経験のあるおぼんろ。せっかく三人でやるからには、拓馬の描いたものをたたき台にして、それぞれでアレンジしよう、と言うのが、一月半ばに行う【まめ芝。】参加のコンセプト。 正直、それぞれよくもこんなに解釈が変わるものだ、と言うのが感想。とは言え、クリエイターとしての付き合いはそれぞれ長い。 「ああ確かに、この人なら、この物語のここの部分に視点が行くのだなあ」と納得は行く。 三者三様、なんとオチまで変わっているからすごいと言えばすごい。 なにせ台詞量が膨大なため、こなすだけでも難しいわけで、まだまだ完成形には到達していないものの、それぞれがそれぞれの武器を用いながら策略を練っている。 楽しみだ。 一方拓馬は、極めて物語に対してスタンダードに紡ぐことを決心。わずか30分だ。物語りに共感を得てもらうためには緻密なストーリーテリングが必要になる。 延々と、台本を見つめる。 ■2012年・年の瀬■ 自分ともう一人の出演者が決定。 倫平さんが、自らやりたいと名乗りを上げたらしい。 素晴らしい俳優である。 『ゴべリンドンの沼』におけるゴべリンドン役では、 観客の度肝を抜きながら、 また情感を持ってたくさんの涙を誘った。 彼はパントマイムの名手であり、 数々のミュージカル作品にも出演していたことからダンスや殺陣など、身体を使うことにかけては極めて秀でている。 演出家でもある身といて様々なディスカッションを交わしているが、やはり今回も身体能力を駆使した演技プランを用意している。 見えないものを見せる能力。 彼はそれに命を賭けている。 一方で、拓馬が彼を評価するのは、 “動”の部分よりも、“静”の部分であったりもする。 色っぽいのだ。 彼の人間性に違いないのだが、 そのたたずまいに、なんとも言えない物悲しさがあり、 非常に美しい。 それゆえに、 この『捨て犬の報酬』は高橋倫平に合っている、 そう思ったのは事実だ。 そして、 独り芝居は彼にとって初の挑戦。 以前から、彼の中に一人芝居に挑戦したいという強い意志があったことは知っていた。それ故に、主宰として【まめ芝。】での独り芝居を提案した部分もある。 倫平さんの、この作品に対する熱意は凄まじい。 きっと、本人の演劇人生を変える作品になるんじゃなかろうか。 日替わりで演じるわけだが、 やはり対抗意識には燃える。 そして、楽しみだ。 ■2012年・年の瀬■ 『捨て犬の報酬』が一月のイベントでも行われるという事は前の日誌にも書いたが、なんとそちらのほうはチケット数が極めて少なく、ものすごい応募があったのにもかかわらず、厳正なる抽選で大部分の参加者が観劇不可能となったのである。 一週間後のイベントで同じ演目を再演したいという制作の意図は、そのあたりに起因しているらしい。 稽古を観たところ、わずかな人間の目にしか触れることができないのはもったいなさすぎる、という判断とのこと。 作家としては、こんなに嬉しいことはない。 ■12月中盤の後半某日■ さて、演目はどうしよう。 オファーは受けたものの、まだ決めていない。 スペースは極めて狭く、 また、音響照明などの機材を極力使わず、 美術もないという。 ・・・・・・正直、大好物のシチュエーションだ。 独り芝居がいいと思った。 幸い、板の上に載せたい一人芝居のストックはため息が出るほどたくさんある。路上でやっていた『ズタボロ一代記』もどこか場内で披露したいとも思っていたし、先日『ひと3』と言う公演をしたときに、公演時間を短くするためにカットした部分も1時間分以上ある。何十ページもの台本を覚えて稽古までしたのにお蔵入りになっている物語たちだ。これらをやってもいいかもしれない。 どうしよう・・・・ そんな折、制作から電話がかかってくる。 「『捨て犬の報酬』をやりませんか?」 折しも一月半ばにもおぼんろは【まめ芝。】と言う演劇祭に参加しており、そこでは自分以外の三人が日替わりで一人芝居を披露することになっている。演目は『捨て犬の報酬』。ちょっとやそっとでは語れない思い入れのある、書いた自らお気に入りの短編だ。お気に入り過ぎて、自分で演じることを恐れていたのである。 制作からの電話に質問で返す。 「『捨て犬の報酬』をやるって。めぐみさんとさひがしさんと倫平さんで、じゃんけんかなんかして決めるの?」 それに対して、 制作さんはなかなかファンキーな返答をしてきた。 「二日の内、一日は、拓馬さんがやるんですよ。稽古してください。もうあとの一日は、三人の内、誰かにするとして。」 実は、これを聞いて、自分でも驚く気持ちになっていた。 「待ってました。」 演目が、捨て犬の報酬に決定した。 ■12月中盤某日■ 一人芝居に、ぽっぽが祝い酒をくれた。この祝い酒と言うのは演劇界の風習で、「祝・公演」と書いたのし紙をお酒の瓶に巻きつけて贈るのだ。 ぽっぽがくれたそれは、銀色の紙に包まれていた。 スパークリングワインだと思った。 祝い酒と言うのは、言ってみればただの酒だけれど、でも縁起物。もらうのは嬉しいが飲むタイミングが迷いどころでもある。 クリスマス。 家族で食卓を囲んでいる中、思った。 よし、今日こそだ、今日こそ、ぽっぽがくれたお酒を飲もう!と思って、拓馬は半ば自慢げに、件の銀色の包装紙をはがした。 ・・・・瓶に入った、ザクロジュースだった。 ぽっぽがどういうヤツかって、 なんだかなかなか表現しにくいけど、 簡単に言うと、そういうやつです。 ■12月前半某日■ 企画書が送られてきた。しげしげと読む。 「出たい」と先に行ってしまったものだから、これでとんでもない内容のイベントだったりしたらちょっと断りにくいなあ、などとドキドキする。 ふむふむ。 二団体での、対バンイベントだった。 相手の団体はもう決まっていて (と言うか、彼女の中ではおぼんろありきのイベントらしく、 企画書はすでにおぼんろの名前で創られていたあたり、超好き) 【雲の劇団雨蛙】 と言う島根の劇団。 なんでも中国地方での大会か何かで、 賞をもらっているという。 ・・・・・・わくわく。 正直、血が騒ぐ。 その他いろんなことが書いてあるが、 ひとつわかったことがある。 主催者である、エキセントリック少女ぽっぽの、 飽くなき情熱である。 ほとんど言葉をしゃべらないひとだ、と思っていた彼女の中に、まさかこんなに饒舌な熱意が秘められていたなんて、と、驚く。 とは言え、企画書は企画書、 それが内容を保証するわけではない。 よく考える必要がある。 が、しかし、 企画書を最後まで読んで気持ちが決まった。 内容なんて、俺らが出て面白くすればいい。 すぐに正式にオファーを受けたい旨を制作に連絡をする。 企画書の最後に一文が好きだったのだ。 「きっと終演後には劇場内に愛が溢れている」 ■11月某日■ 以前ワークショップに参加してくれ、『ゴべリンドンの沼』でも積極的に手伝いをしてくれた、‘ぽっぽ’と言う名の女優がいる。彼女から連絡が来た(直接の連絡先は知らなかったので、ブログのコメントを介してだった) 「直接お話したいことが合うので、以下のアドレスまでご連絡いただけますでしょうか」 ・・・・・・なんだろう?まさか取って食われたりすることもなかろうと、連絡をしてみる。その結果告げられたのが、このイベントへの参加以来だった。 なんと彼女は、野方スタジオと言う劇場にもなる空間を自由に使うことのできる立場にある人間だったのだ。突然のオファーだもんでどうしようかと迷ったものの、とりあえず出たい気持ち100%だったので、 条件も日程もルールもわからないけど、 「とりあえず、出たいです。でも勝手に決められると怒られるので、ちょっと待って。できたら企画書をください」みたいなことを返事したのでした。 ぽっぽ、と言うこの子は、ちょっと様子のおかしい少女で、エキセントリックだし、だけど表面的には極めて物静かな女優。彼女がイベントを企画なんて、一体、どうなるんだ!?と言うのが素直な感想。 |
その他注意事項 | 主催様の意向により、 終演後には役者面会(Love time)があります。 上演時間と同じだけの時間をとります。 あなたの気持ちをどうか 役者や作家に伝えてください。 |
スタッフ |
『「まめ芝。」その四』にて上演される、
おぼんろ1800秒物語り劇場『捨て犬の報酬』
が早くも再上演決定!!
今回は劇団おぼんろ
高橋倫平、末原拓馬
が日替わりキャストで演じます。
『「まめ芝。」その四』での...
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