満足度★★★★★
うりんこ「罪と罰」観ました
2月に、古典戯曲を読む会@名古屋で、うりんこ制作の方をホストにお招きし、台本の一部を読みました。もうその時点で、独特のギミックを知って期待大!
「タイトルは知っていても読んだ事がない」という人も多い、読みにくく重い名作文学を、分かりやすく楽しく(意外とジョジョばりの展開もw)、そして心に突き刺す、演劇ならではの演出。
想像力を刺激するほどよい空間、入れ替わり立ち替わりする人物たち(もういないはずでも)。全ては、シベリアでラスコーリニコフが観ている夢だったのかも…
超越した視点からの笑いと、渦中でもがく心理サスペンスの対照。 主人公の歪んだプライド故の捻れた苦しみに、共感できる現代の若者は多いはず。
終演時には、客席のあちこちからすすり泣き。カーテンコールが三回も!
翌週(もう今週)には、栄の芸術創造センターで、4月には三重・四日市でも公演。これは、全国ツアーになってもおかしくない名作です!