「捨てる。」 終演!またお会いしましょう! 公演情報 「捨てる。」 終演!またお会いしましょう!」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.6
1-8件 / 8件中
  • 満足度★★★★★

    Reboot
    いとこの年齢設定,
    兄弟の男女設定が変わっていて
    再演というよりかなり改訂されていましたね。

    話としてより洗練されていたのでは?

  • 満足度★★★★★

    最高の出来
    今年中に、もっと広いバーに移転しそうなほど観客動員していました。40人近く入っていました。
    週末は、まだ予約しなくても大丈夫そうだったのに、エビス駅前バープロデュース公演は、超人気公演になってしまいました。
    オムビバス形式のような構成も面白く、内容もかなりの良質です。どの来客の話もテンポが良くて、観ていて心地良いです。
    会話が変にリアルで、引き込まれる。もう1回観たいけど、予約できるかな。

  • 満足度★★★★★

    「ありのまま、そのもの」を観て。
    外山弥生さん出演のお芝居「捨てる。」をエビス駅前バーへ観に行って来ました。前回の「ライ・トゥ・ミィー」に続き、これが二回目です。

    「捨てる。」を観る上で。ひとつ自分の「視点」「立ち位置」とし定めたのが。
    「エネルギーそのものを観る」ということで、
    俳優さん・女優さんのオーラやエネルギー、風格・貫禄・全身から放つ、発する雰囲気、眼の力・眼光。その人が何を出しているか。それがどう自分に伝わってくるか。ひとことで言いますと、感じたそのままを、ありのままを「観よう」と始まる前にひとつ視点を定めたのです。

    弥生さんのお芝居は、毎回観に行かせてもらっていますが。弥生さんの演技の僕の中でのだいご味は。
    感情を溜めて溜めて、一気に爆発させる。会場の空気感を一気に緊迫させる、
    女の涙を流し声の質・トーンも明らかに変わり、激昂する見せ場のシーンです。冷たく鋭利に突きつける怖くて強い女の演技。
    弥生さんがこれを演じるとすごいというか。スレンダーで理知的な雰囲気のある、酸いも甘いも経験した大人の弥生さんが、この表現をすると誰よりもすごい。、会場がピーンと緊迫感に包まれます。

    自分がリアルでは経験したくはありませんが・笑
    毎回そういう迫真の演技に期待します。
    今回の「捨てる。」では、もっと長く多く演技を観たかったと言う感想です。

    それと、弥生さん出演の舞台で、何度か生でお芝居を拝見している
    片岡あづさ。さんが「捨てる。」のお芝居中、
    最初から最後まで、常にずうっと
    自分の真向かい、目の前におられました。
    容姿もとても綺麗で、声がすごく魅力的で、
    注目したい気持ちはもちろんなのですが。まじまじと目線がぶつかるのも何ですし・笑。

    片岡さんを視界に含みつつ、直視はしないでふわーっと視界に入れつつ、お芝居のぜんぶを大きく俯瞰するイメージで意識で。お芝居・舞台全体を、すべての出演俳優さん達を、観ていました。

    あっという間に、お芝居が終わってしまったという感覚でした。
    自分の中では、全体のまだ三分の二くらいかなぁ。
    というところで、もうラストシーンが訪れたという印象でした。

    楽しい体験でした。また明日の自分や、人生のモチベーションが高まりました。
    ありがとうございます。

  • 満足度★★★★

    「再演」と言うよりは「新版」
    会場の使い方まで変えて「再演」と言うよりは「新版」のオモムキ、かつて観た版を思い出したり「あの時は誰だったっけ?」と思ったりしながら楽しく観る。
    最後の挿話が一番思い出せたのは親子モノに弱い身ゆえだな。(落とし方も絶妙だし)

  • 満足度★★★★★

    こう変えてきましたか
    いやーここまで変えてきますかー。まったくもって予想以上。もう新作と言っていいレベル。各役者陣が演ずるキャラもきっちり世界観を出せている。
    ラストの暗転タイミングはもう少し待ってもよかったかなと個人的には思ったが、今回も面白かったです。

    ネタバレBOX

    いとこ編、きょうだい編、おやこ編という各編の編成と言う名の血の繋がりは変えてないが、いとこ編は女性キャラを両方とも同じ年齢にしたり(一方はその上人妻)、きょうだい編は元々は姉弟であったが、性別を逆にし兄妹としたり、後ほとんど無かったマスターの恋愛エピソードが追加されたりと脚本は大幅に変更してきています。
    また、演出としてテーブルの位置がバー奥から入り口に近い側へ変更となり、またテーブル席は立ち飲みスタイルとしていることから、各エピソードでの動きが大きく追加されています。
  • 満足度★★★

    マッカラン
    面白い。

    ネタバレBOX

    広樹(伊丹孝利)の店に待ち合わせしているという女・尚美(片桐あづさ)がやってくる…。

    結婚式の帰りに立ち寄った、史子(田中千佳子)と学生時代からの友人・未散(外山弥生)と史子のいとこ・達郎(竹内尚文)。未散に勝手な史子像を描かれ嫌になる史子とか、史子と関係を持ってた達郎の話…。
    ちょっと掴めなかった。なんか傍観してしまったというか。

    広島出身で上京後漫画家になった妹・秋恵(佐々木富貴子)と、広島で親の会社に就職した元高校球児の兄・元春(山崎雅志)の話…。
    兄と比較され地元が嫌になり、自分が好きな漫画で生活している秋恵と、華々しい野球人生から転落し、母が宗教にハマり、奥さん(マチコ)と別れた兄。どちらも、実家から遠くに行きたいと願いバーで想いをぶつける。人生の浮き沈みとか切り捨てにくい家族のこととかの重いところと、ニヤっとさせられるリアクションとセリフの応酬に満足。コンプレックスを抱えつつも懸命に生きる秋恵を佐々木が熱演してた。なんかかわいい。尚美に漫画読まれるとことか。また、愛するマチコと東京でリスタートしたい元春を山崎が好演してた。マチコに会うのが怖いと弱気な元春と一緒に出て行く秋恵という、上向きな〆もいい。気に入った。

    バーの経営者・溝田(岡見文克)の娘だという尚美。荒れた生活をしてた溝田に捨てられ、実母(スミレ)にも捨てられ、おばあちゃんと生活してきたという尚美は、その不幸な境遇から史子らや秋恵らの話をくだらないと一蹴、溝田に恨みを地味にぶつける。今更父親と言えない溝田は、それでも親子だという。もう会わないと出て行く尚美だったが、溝田の連絡先のメモを無くしたことに気づきバーに戻ってくる…。
    親に捨てられた娘が父に会う、そんなニガい作品。実際だったらここまで冷静な話になるのか知らないが、二人とも大人だと思う。
    てか、ちょっとキレイすぎる感もある。他の2編もそうだけど、優しい作品で人間を否定していない。そこが魅力なんだなと思う。好みではある。
  • 満足度★★★★★

    捨てても捨てられなくても
    エビス駅前バープロデュース、初観劇でした。狭い空間だからこそ、俳優さん達の細やかな演技、表情の変化が文字通り手に取るように見えて新鮮。
    内容は、場所がバーだから、の大人のお芝居。お酒を味わう年齢になってるなら、それまでに色々積み重ねたものがあるわよね…という。自分が捨ててきたもの、捨てられなかったものをもう一度見直す経験をしました。素晴らしかった。出来れば、もう一度違うポジションで観劇したいです。

  • 満足度★★★★★

    何を捨てる?
    (ちょっと改訂)
    生きていくなかで、「捨てること」、「捨ててるけど実は捨てない」、「捨てない」、そんなことがいっぱい起こる。
    なんかそんないろいろな人の気持ちや行動がお話の中で繰り広げられる。
    だからとっても示唆深い。

    展開としては重い内容もあるのだけど、笑いを入れていて楽しく観られる。
    だから、素直に楽しめる人もいるだろうし、私みたいにちょっと重い感じに受け止めることもできる。観る人によって違う印象を与えてくれるのではないでしょうか?

    しかし、エビスでは田中さん・伊丹さん・山崎さんはホントにいつも場をつくるのがうまいなあ、と思ってしまう。しかもいつも違う感じで。
    (客席に女性が多い気がするのだけど、このあたりに魅かれているのかな、とも思ってしまう)

    漫画家も気持ちがびしびし伝わってきたし、
    最後のお話は少し涙。

    ということで、観終わって、生きていくっていいなあ、がんばって生きていきたいなあ、と思える芝居だった。

    おまけ:(9日20時)片岡さんの後頭部についていた小さい白い糸くずにちょっと気をとられてしまった・・・。

    ネタバレBOX

    「もみまん」はつぼった。ほんとにこんな略し方をするのだろうか?

    親子編、名前を言ってしまうシーンは観ているほうも「あっ」と声が出るぐらいハッとした。紙を落とすのもごく自然でした。

    欲を言えば、最後のシーン、できればもう10秒多めに観たかった。
    娘がメモがみつからなくて困惑している姿、父親がそれを感じているところ、もう少しだけ余韻がほしかった。

    (おまけ)
    自分が「たかし」なので、芝居で「たかし」くんが出てくるとなんとなく落ち着かない・・・。

    (個人的なコメント)
    終わった後、すごくいい作品なのだけど、自分が「捨て」られてないと思った。
    この作品、2年前観ていて、今回とキャストの方がまったく違う。
    そのため、(話が少し変わってはいるものの)前と重ねてしまう。
    前も、相当よくできたものだったから余計に。
    (別にどちらがいいといっている訳ではなく、両方すばらしいから更にという意味で)

    また、最後の親子編は、「ライ・トゥ・ミー」とやっぱり重なってしまう。
    しかも「捨てる。」は2年前みた成川さん+権八さんの芝居が強烈でイメージが残っていることもあり、なんだかいろんなものが混ざった感じがしている。

    イメージがごちゃごちゃになるのは自分の悪いクセなので直したい。

    もう1回観るときは、たぶんスッと入ってくるように思える。時間作って飛び込む予定。

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