満足度★★★★★
最高の出来
今年中に、もっと広いバーに移転しそうなほど観客動員していました。40人近く入っていました。
週末は、まだ予約しなくても大丈夫そうだったのに、エビス駅前バープロデュース公演は、超人気公演になってしまいました。
オムビバス形式のような構成も面白く、内容もかなりの良質です。どの来客の話もテンポが良くて、観ていて心地良いです。
会話が変にリアルで、引き込まれる。もう1回観たいけど、予約できるかな。
満足度★★★★★
「ありのまま、そのもの」を観て。
外山弥生さん出演のお芝居「捨てる。」をエビス駅前バーへ観に行って来ました。前回の「ライ・トゥ・ミィー」に続き、これが二回目です。
「捨てる。」を観る上で。ひとつ自分の「視点」「立ち位置」とし定めたのが。
「エネルギーそのものを観る」ということで、
俳優さん・女優さんのオーラやエネルギー、風格・貫禄・全身から放つ、発する雰囲気、眼の力・眼光。その人が何を出しているか。それがどう自分に伝わってくるか。ひとことで言いますと、感じたそのままを、ありのままを「観よう」と始まる前にひとつ視点を定めたのです。
弥生さんのお芝居は、毎回観に行かせてもらっていますが。弥生さんの演技の僕の中でのだいご味は。
感情を溜めて溜めて、一気に爆発させる。会場の空気感を一気に緊迫させる、
女の涙を流し声の質・トーンも明らかに変わり、激昂する見せ場のシーンです。冷たく鋭利に突きつける怖くて強い女の演技。
弥生さんがこれを演じるとすごいというか。スレンダーで理知的な雰囲気のある、酸いも甘いも経験した大人の弥生さんが、この表現をすると誰よりもすごい。、会場がピーンと緊迫感に包まれます。
自分がリアルでは経験したくはありませんが・笑
毎回そういう迫真の演技に期待します。
今回の「捨てる。」では、もっと長く多く演技を観たかったと言う感想です。
それと、弥生さん出演の舞台で、何度か生でお芝居を拝見している
片岡あづさ。さんが「捨てる。」のお芝居中、
最初から最後まで、常にずうっと
自分の真向かい、目の前におられました。
容姿もとても綺麗で、声がすごく魅力的で、
注目したい気持ちはもちろんなのですが。まじまじと目線がぶつかるのも何ですし・笑。
片岡さんを視界に含みつつ、直視はしないでふわーっと視界に入れつつ、お芝居のぜんぶを大きく俯瞰するイメージで意識で。お芝居・舞台全体を、すべての出演俳優さん達を、観ていました。
あっという間に、お芝居が終わってしまったという感覚でした。
自分の中では、全体のまだ三分の二くらいかなぁ。
というところで、もうラストシーンが訪れたという印象でした。
楽しい体験でした。また明日の自分や、人生のモチベーションが高まりました。
ありがとうございます。
満足度★★★★
「再演」と言うよりは「新版」
会場の使い方まで変えて「再演」と言うよりは「新版」のオモムキ、かつて観た版を思い出したり「あの時は誰だったっけ?」と思ったりしながら楽しく観る。
最後の挿話が一番思い出せたのは親子モノに弱い身ゆえだな。(落とし方も絶妙だし)
満足度★★★★★
こう変えてきましたか
いやーここまで変えてきますかー。まったくもって予想以上。もう新作と言っていいレベル。各役者陣が演ずるキャラもきっちり世界観を出せている。
ラストの暗転タイミングはもう少し待ってもよかったかなと個人的には思ったが、今回も面白かったです。
満足度★★★★★
捨てても捨てられなくても
エビス駅前バープロデュース、初観劇でした。狭い空間だからこそ、俳優さん達の細やかな演技、表情の変化が文字通り手に取るように見えて新鮮。
内容は、場所がバーだから、の大人のお芝居。お酒を味わう年齢になってるなら、それまでに色々積み重ねたものがあるわよね…という。自分が捨ててきたもの、捨てられなかったものをもう一度見直す経験をしました。素晴らしかった。出来れば、もう一度違うポジションで観劇したいです。
満足度★★★★★
何を捨てる?
(ちょっと改訂)
生きていくなかで、「捨てること」、「捨ててるけど実は捨てない」、「捨てない」、そんなことがいっぱい起こる。
なんかそんないろいろな人の気持ちや行動がお話の中で繰り広げられる。
だからとっても示唆深い。
展開としては重い内容もあるのだけど、笑いを入れていて楽しく観られる。
だから、素直に楽しめる人もいるだろうし、私みたいにちょっと重い感じに受け止めることもできる。観る人によって違う印象を与えてくれるのではないでしょうか?
しかし、エビスでは田中さん・伊丹さん・山崎さんはホントにいつも場をつくるのがうまいなあ、と思ってしまう。しかもいつも違う感じで。
(客席に女性が多い気がするのだけど、このあたりに魅かれているのかな、とも思ってしまう)
漫画家も気持ちがびしびし伝わってきたし、
最後のお話は少し涙。
ということで、観終わって、生きていくっていいなあ、がんばって生きていきたいなあ、と思える芝居だった。
おまけ:(9日20時)片岡さんの後頭部についていた小さい白い糸くずにちょっと気をとられてしまった・・・。