満足度★★★★★
愛知県文化振興事業団プロデュース「虫」観ました
5人の女性の間でざわつく空気が静かに充満する。相互に等価ではない関係性や距離感、会話とモノローグ(知人と他人)、生き物としての女性(性、食、知覚) 。
観劇後、女性は男性の、男性は女性の感想を知りたくなる。
繋がって不安定な美術、心底を静かに流れるような音楽、ひとり一人にじわじわと焦点の当たる照明、それぞれの役どころにハマった役者も魅力的。唯一の男優(クラウンをやってるパフォーマー)の使い方も面白い。
ぬるぬる感が気持ち悪くて見応えあり。
二週間後には、劇作家自身の演出で、東京・アトリエ春風舎で上演。これも面白い試み。