満足度★★★★
劇団ひとりと西田尚美さんが、おしつけがましくなく、さらりと演じていて、たいへん好感が持てました。
テレビ・バラエティ製作の裏話を交えながら、
とあるプロデューサーの夫婦愛などを、実話をもとに舞台化。
もっとドタバタしたものか、えぐいものかと思ったのですが、
結局、難病もの!?(公演の説明にもあるのでネタバレではないですよね)
だったのが意外でもあり、しかし落とし所としては逆に正統派の「感動モノ」だったという・・・。
基本的には誰かが死んで哀しいから泣けるという話は
好きではないのですが、実話と言われたら何も言えません。
劇団ひとりと西田尚美さんの二人はおしつけがましくなく、
さらりと演じていて、たいへん好感が持てました。
主役の夫婦の、幸福な何気ない日常の数々を見ると、
あの「お願い!ランキング」の鈴木おさむさんは
「実に優しい話」を書く人、いや「やっぱり実に優しい人」
だったということがよくわかります。
満足度★★★★★
テレビ側の人間が作るテレビマン悲喜劇に涙
劇団ひとりさんの演技と鈴木おさむさんの脚本/演出を観てみたくて観賞しました。テレビ番組制作に関わる人間とその家族の悲喜劇(実話を元にした)に
思わず泣いてしまいました。わずか6名という少なめの役者数、いつも観にいっている舞台役者とはまた違った「熱さ」というよりは少し淡々と演じられている感じ、それでいて情熱と悲しさといろいろなものが伝わってくる演技と物語に感動です。笑いの為なら全裸にもなるし、演技も本気な劇団ひとりさんに「劇団ひとりかっけー!」とエールを贈りたいです。