ファミリー(仮) 公演情報 ファミリー(仮)」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★★

    完成度高し
    女性作家ならではの視点で描く既婚・未婚(微妙に違うが非婚よりはこちら)それぞれの心情(ホンネ?)とDV被害者の心痛、ズシリと心に響く。ホント「男でゴメンなさい、お気楽でゴメンなさい」な気分。
    これ、女性観客はもっとずっとイタかったろうな。
    また、終盤の二場の緊張感とそれを緩和して着地させる落とし方も巧みで、完成度高し。
    エピローグ前の場のラストの「笑み」のサイコホラー的なコワさも特筆モノ(女性ってコワい…)。
    さて、次回作はどうなる?

    あ、日曜ソワレは、あるだけでも有り難いのに、割引まであるというのも嬉しい。

  • 満足度★★★★

    男でも十分に泣ける
    登場人物それぞれが抱える喪失感の描写が切なくて男でも十分に泣ける舞台。菊池美里演じる"ハル子"が凄く利いていて、重くなりがちなテーマに笑いや優しさを与えている。平田裕香、もたい陽子も好演。

  • 満足度★★★★

    未婚
    面白い。

    ネタバレBOX

    ゆみ(辻川幸代)のbarに集まる女性たち。それぞれ悩んで酒飲んで…。

    ゆみ…酒乱の夫のもとに子を置いて逃げた経験(子は死んだ?)から、りん(村田綾)のDV彼氏を刺す。
    法子(大見遥)…ゆみの従姉妹。独身を肯定しつつ、独身の劣等感と不安を募らせる。
    ともこ(もたい陽子)…保険の営業。子育て疲れから結婚を悲観。その鬱憤を法子へぶつける。
    東(平田裕香)…ともこの同僚。幼い頃に母が出ていった経験から「家族」に対してドライな考えを持っている。
    りん…barの向いに引っ越してきた。DV彼氏から離れられない。
    ハル子(菊池美里)…見かけによらず、弁護士で子持ち。
    賠償かほり(川原万季)…ともこらの顧客。豹柄なおばちゃん。

    女性からみた「家庭」とは、「女」とは、「人生」とはって話。会話の中身は、男性的な感じで、踏み込みつつもさっぱりしてて好印象。
    「結婚」と「出産」って聖域めいたモノとどう向き合うのかってとこが面白い。女性からすれば笑える内容じゃないのかな。これは、実際に体験しないとなんとも言えないなと。

    ラスト、ゆみが包丁もって出て行くとこで終わってたら、印象の違う作品になったかも。良い悪いでは片付かないテーマを、ちょっと苦くて、ちょっと優しい愛情で包んだ良作だった。
  • 満足度★★★★

    無題524(12-267)
    19:30の回(曇)。18:45受付(整理番号券あり)、19:00開場。下手にテーブルとソファ、奥にはコートハンガー。上手、カウンターとスツール、カウンターの奥にはお酒、グラス、アイスクーラー、ポットやラジカセ、醤油の小瓶かな。19:15/19:25前説(1時間30分)。19:32開演~21:00終演。女性、7人、それぞれの人生、そして自分についても考えてみる。もたいさんは「ブス会」で2回、村田さんは「東京カンカンブラザーズ」、菊池さん「趣向」、辻川さん「文月堂」と意外とみていました。

    ネタバレBOX

    女であること、母であること、娘であること、育て育てられること、過去のこと、今のこと、これからのこと、「しあわせ」とはすれ違ってしまう人生。そのそれぞれを描いたお芝居。

    お酒...雲山、梅酒、おかし ?

    Menuをみると、ハンバーグ定食、さば味噌定食、しょうが焼定食、むつの西京焼定食。カレーライスにおにぎり、日替りランチ。

    身近にあって不思議はない題材。

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