期間 |
2012/10/07 (日) ~ 2012/10/28 (日)
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劇場 |
NADiff a/p/a/r/t 店内
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出演 |
皆木正純、とまるながこ、唐鎌将仁、檀上真帆、後藤ゆう、古舘奈津子(10/21,10/28のみ) |
演出 |
大橋可也 |
振付 |
大橋可也 |
料金(1枚あたり) |
~
【発売日】
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公式/劇場サイト |
http://dancehardcore.com/topics_sougen.html
※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。
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タイムテーブル |
2012/10/7(日)14:00-18:00 2012/10/14(日)14:00-18:00 2012/10/21(日)14:00-18:00 2012/10/28(日)14:00-18:00 コアタイム 17:30-18:00 投げ銭方式 / 出入自由 / 立ち見 |
説明 |
大橋可也&ダンサーズはNADiff Galleryにて2012/9/28から開催される高橋恭司展「走幻」の会期中毎日曜日にパフォーマンスをおこないます。
大橋可也&ダンサーズを被写体とした写真群の拡大複写が展示される地下のギャラリーから地上の書店へとうつろい続ける身体たち。複写を繰り返しものごとを再構成する近年の高橋恭司氏の作品と、人々の行為、運動を切り取り重ね合わせ再構成する大橋可也&ダンサーズの振付は互いに深いレイヤーで共鳴し合うでしょう。 「複写」と「プリント」を繰り返され多層化した身体にさらに重ねられる生の身体の競演をどうぞご期待ください。
今回上演する作品は先日発表したばかりの最新作「断崖」を解体、再構成した作品になります。大橋可也&ダンサーズの作品としてもパフォーマンス/インスタレーションの境界にある新たな試みです。 音楽は大橋可也&ダンサーズと長年共同作業を続ける舩橋陽が音響の配置とライブ演奏をもって参加します。
90年代前半から広告やファッションの写真によって、カルチャーシーンのなかで若い世代に圧倒的な影響を与えてきた高橋恭司が、その後のおよそ10年の謎のブランクを経て2009年より活動を再開、よりラディカルに、より深く、よりフリーに写真と向き合うべくフィールドに戻ってきた。 高橋恭司のここ数年の活動は、一見オーディエンスの理解を度外視しつつ、写真が強いる思考実験を伴うラディカルなものに向かっている。 路上のマテリアリズムとその反復のような路展「飛伝来」(2010年、渋谷の路上で開催) を行ったり、ゼロックスプリントの可能性をつきつめつつ他人の個展に参加したり、その無軌道極めるゲリラ的活動は時に予告なしに行なれることもあり、90年代の高橋の活動に比較すると大きな転換が見られたと言えるだろう。 高橋恭司の興味の焦点はいま、複写、構成、時間と反復にある。 写真というものはそもそも事物の複写であり、そこに記憶が紛れ込んで物語が構成されてしまうこと、そして見るものはその反復を通して記憶を構成してしまうようなところがある。そうした物語化 (=記憶の構成作用) の引力に切断線を引きながら、意味をはぎとって即物的にものごとを再構成していく。まるでからっぽな反復性の中に潜んでいるアナーキーなものをつかみとろうとするように。 今回の展示では、さらに加えて「複写される身体」が重要なテーマとなる。 大橋可也のダンスカンパニーによるダンスする群像をとらえた抽象的な写真群の拡大複写が、ギャラリーにインストールされる。 高橋恭司は、本人が実はそうであるような高度に思索的な抽象を注意深く取り除きながら、写真家には自身の視覚的、身体的な動作の起動が常に先だってあることを踏まえ、その都度の写真への驚愕と畏れをもっているかのように作品を選択し構成していく。 「複写」と「プリント」を繰り返された表面に多層化する身体が光と影の粗い粒子で再現され、視覚的な快楽と遠い遠い記憶が、そこここにばらばらに配置されていくだろう。 思惟とその反射が表現された「複写される身体」を拡大したさらなる「複写」は、意図した目的地に決して達することはないだろうが、その深淵な無意味の先の向こう側に見る者の視線を誘ってくれるだろう。
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その他注意事項 |
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スタッフ |
音楽:舩橋陽 振付:大橋可也 |
大橋可也&ダンサーズを被写体とした写真群の拡大複写が展示される地下のギャラリーから地上の書店へとうつろい続ける身体たち。複写を繰り返し...
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