満足度★★★★
いつも以上に
最初少し場転が細かいかなと感じたが、物語の核となる物が物語に登場してきてからは場転の細かさは気にならなくなった。少しキャラの関係性が掴みにくい部分はあったが。
タイトルの仮想家族、こっち方向の仮想家族で来ましたかな感じ。そして角田ルミワールドはいつも以上に切れてた。面白かった。
ちなみにオイラは観終わって、全てフェイクかもと思った部分もあり。
満足度★★★
角角流マトリックス?
相変わらず悪夢、あるいは救いが少なめの「世にも奇妙な物語」的世界、125分はヘヴィー。で、ふと「角角流(逆?)マトリックス」な気もしたり…。
ルミちゃんってば、あんなにこやかな顔をしてこんなどす黒い世界を描き出すんだからおそるべし。もしかして、作劇は(心の)デトックス?(笑)
装置は従来スタイルだが、ザ・ポケットだと王子での密集感的なものが出ず、間延びしたように感じてしまったのはちょっと残念。
満足度★★★★
登場人物
今回は少し多かったのかな!?と思いました。そのためか、前半はエピソードや人物紹介の部分が駆け足に描かれてるように感じ、相関図など、ついていくのが大変でした。中盤以降は色んな糸が絡んでいくさま、面白く観させてもらいました。後半にいくにつれ、バーチャルと現実の境がボーダレスになっていったのは狙いなのですかね!?分割されるセットもこの会場だと狭めで手前部分が見えずらかったのが残念でした。
最後に今回の毒は即効性でしたね。個人的にはじわじわくるほうが好みなのですが...
満足度★★★★
面白いが難しい
これだけ多くの役所とシチュエーションを緻密に組み合わせる手腕に感嘆しました。
見ていて胸が詰まるようなシーンもあり、正直こういう芝居は苦手なのですが、展開の勢いに引き込まれます。
満足度★★★★★
胸くそ悪い系の深化
電車の中でゲームに興じるハゲオヤジだけでなく、皆が何かにゆる〜くマインドコントロールされてそうな現代の不安を、極端なレベルに引き上げて表現。
若手が集まって文句上等のことをやる過激な劇団だと思っていましたが、ジジ・ぶうが出演するようになって以来、ストーリー的にも表現的にも幅と奥行きが出て来たのではないでしょうか。今回でさらに深化。
2.5階建7部屋(計算あってるかしら?)のそれぞれで繰り広げられるシーンのつながりが、これまでの作品以上に綿密。