水と木と土と空と
生や死に対する物凄く強い執着パワーを感じて、おいおいどこからそれは来るんだと怯える。
一瞬一瞬の「かけがえのなさ」みたいなものをなんとか体で切り取り発しようとすると
自然と死に目を向かざるを得なくなるのかもと思い、
老いて死に進んで行く体を、なんとか停止させようと、永遠の生を感じようと、
でも決して停止はできないから、力強く停止しながら生きよう、死にむかって攻撃的に停止しながら生きよう。
みたいなものを感じた。
人はどこまで切実になれるのだろうかと、いま自分のまとっているものが全て必要ないんじゃないかと、心がゆっくり落ちていった。
子供が地団駄を踏んでいるように表現していて、みんなで一斉に変顔したりとか、ドキッとする。
あんなに切実な変顔を見たことない。
満足度★★★★
BATIK「おたる鳥をよぶ準備」観ました
芸文20周年記念公演「金の文化祭」本番3日前に、稽古を休んでまで観ました(汗)。
第一部:静岡では野外公演だったと聞いて少し物足りないかと思っていたら、芸文小ホールという空間に見事にマッチしており、いい方に予想を裏切られました。しかし、なんだこれは。これだけ訳が分からず、しかも二時間半見続ける事ができるとは。今年頭に観た、うりんこ「お伽草紙」を連想。分からないのに、また観てみたい(二時間半。。。)
なんとなく、女性が鼻くそをほじったりパンツを履き直したりしているのを、ただひたすら見ていたような気分にも(ひどい例え)。死を迎える準備、という先入観を気持ちよく裏切られたなあ。しかも死は確実に近づいている…。先日観たnoizumとは真逆の構築感覚。
第二部:芸文吹き抜け・地下二階で、黒田育美さんのソロ。既成の動きに縛られず、柔軟かつ素早い、身体感覚を大事にした動きを、同じ床で観られるとは…(゚Д゚)ハンパネエ