満足度★★★★★
このしたやみ「KU_MA」観ました
アトリエセンティオや津あけぼの座で、このしたPosition!を観れなかったので、本当にありがたい機会。うりんこ・平松さんに感謝。
古典・チェーホフの短編「熊」を、奔放に料理しつつ完成度の高い舞台。
役者ごと揺れ動く不安定なセット、心情とシンクロするように慎重な照明、ふたりの役者の徹底された声と身体と距離感、能や落語を彷彿とさせる様式美、大規模な抽象とワンポイントの具象の対比…分かりやすく、しかも考えたくなる見所だらけ。
謎の多い戯曲とも相まって、観客の想像力を強く刺激。さりげなく(後半かなり)エロい妄想をかき立てるシーンも(汗) あのラストはもう。。。
小品ながら、さりげなく星五つつけました。