満足度★★★★
きっちり 原作もメリハリのきいた作品であるが、舞台に工夫を凝らして、様々なトリックを上手に見せている。もともと、「四谷怪談」は「仮名手本忠臣蔵」外伝として描かれたと説明にある通り、主君切腹、お家断絶と公の恨みが、忠臣蔵で描かれているとすれば、四谷怪談は、この公に翻弄される私の恨みを表現したととることができよう。この辺りの関係を視覚化し得た舞台であった。裾捌き、時と所によって異なる刀の置き場所など、細かい点にも配慮がなされ、楽しめる舞台になっている。
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2012/09/08 12:06
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