満足度★★★★★
あの記憶の記録
とても素晴らしかったです。
突きつけられる現実は、痛くも辛いが、観劇後の余韻は、とても素敵でした。
ちょっと、気が早すぎますが、私的には、今年もアワード(上位)入りです(私の昨年1位の劇団ですが、全国で3位だったのは、東京でしか公演がなかっただけだと思ってしまいました。)
どちらかだけでも、楽しめるが、やはり両作品観た方が、意味も価値も感慨深いです。
満足度★★★★★
『あの記憶の記録』観てきた!
もうね、これはね、ぜったいにたくさんの方々に観て欲しいですよね。そして、観劇後はお家に直帰したくなります。帰っても誰も待つ人がいない場合は家族持ちたくなります。文学座の『NASZAKLASA(ナシャクラサ)』を観ているのでさらに感慨深く物語を受取りました。
満足度★★★★★
「熱狂」観劇
まさに人々の熱狂を感じさせる素晴らしい舞台。最初から引き込まれ2時間の芝居は途中だらけることもなく最後まで興奮の中を進んでいく。チョコレートケーキらしい骨太の芝居である。
個人的な事情によって10日ほど東京を離れていた。もちろんその間の観劇予定はすべてキャンセル。外せない仕事があり,1度戻ってきたが,明後日あたりにはまた東京を離れなければならない。そのような中での観劇。心配事を抱えていると集中できないのではないか,一抹の不安もあったが,芝居中はただ芝居のみと向き合っていた。観劇後は興奮と力強さが残り,頑張ろうという気持ちになれた。
このチョコレートケーキの本公演,もちろん「あの記憶の記録」も観劇の予定でいた。観劇できるかわからない状況ではあるが,できれば観劇したいと思っている。それだけ「熱狂」は素晴らしい舞台であった。見逃すのはもったいない。オススメである。
満足度★★★★★
熱狂
まさに、『熱狂』でした。見えないけど、人々の心情が生み出したとも言える時代の波が、押し寄せてくる濃厚で濃密な空気は、すごい迫力でした。この作品2日目なのに、満席でした。チケット完売の日も出ているので、早めに劇場に足を運ぶ事をお勧めします。
満足度★★★★
『あの記憶の記録』観劇
初めてとなる劇団チョコレートケーキ。
脚本、演出、照明、音響etc噂に違わないハイクオリティさ、見ごたえ十分、十二分で、観終わってドッと疲れました。
アウシュビッツ強制収容所を生き延びた男によって、正視するにはむごたらしすぎる事実が語られていく、観客がまずその重さに打ちのめされながらも、そのショッキングさに留まらず、その先の、人間がもつ憎しみの感情の得体の知れなさにひきずりこまれていく作りはお見事。
ただ「戦争」「憎しみ」といった大きな言葉の分量が心なしか多かったのではないかとは思いました。そうした言葉によってあらかじめ構えて作品を観てしまえる分、作品が観客に突き付けてくるものから客席の自分を割と容易に守れてしまう、そんなように感じました。
個人的に観劇するときには作品にフルボッコにされたいと思ってしまうたちなので、もっと「優しくない」、逃げ場を残さないような罠に満ちた作劇だったほうが好きだったかもなあと。
役者陣は熱演の岡本さんはじめ、目や声の濃さ、芝居の丁寧さが印象的。
演出は動線まわりに違和感が。場面転換の際に、最初に出てくる登場人物と同じ出入口から次に出てくる(直前に出てきた登場人物を追いかけていたわけではない)登場人物が出てくるようなところ、登場する出入り口を変えるなど、もう少し上手く出来たのではないかとは思いました。
最後に劇場ですが、やっぱりこういう静寂が求められる作品でルデコ、というのは違うのではないかと思いました。床の様子や客席とステージとの近さなどは今回の作品とも合っていたと思うのですが、あまりに外の音が入りすぎてところどころ集中をそがれてしまいました。
満足度★★★★★
「あの記憶の記録」初日
2時間最初から最後までどきどきしっぱなし。
前半で、涙が出始め、その後放心して、後半は目を見開いて観ていた。
最後はホントに涙が枯れてしまった。
話もそうだが、家族の熱演が涙腺に来る。
主人公の夫の感情表現はとても好きなものでガンガンくるし、その妻がダメ押ししてくる。
話は重い、複層的に重い。でもその分記憶にのこる。
すばらしい作品だった。