大麦入りのチキンスープ/ぼくはエルサレムのことを話しているのだ。 公演情報 大麦入りのチキンスープ/ぼくはエルサレムのことを話しているのだ。」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
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  • 現代世界史の勉強になりました
    「大麦入りのチキンスープ」を観ました。
    たかだか数十年前のロンドンが舞台ですが、あまりにも現代を支配している価値観・モノの考え方と隔たりがあります。20世紀がいかに激動の時代だったかを想起させる作品です。
    戯曲には興味を惹かれる一方、社会主義イデオロギーを体感していない世代にとっては、この芝居を実感を伴って受け止めることは難しい気がしました。

  • 満足度★★★★★

    秀逸な演技力
    台詞回しが独特で主演の名瀬さんは歳を重ねていく表現が素晴らしかった。

    ネタバレBOX

    竹口さんは障害を負っていく様子がリアルで姉役の永野さんの落ち着いた演技が舞台を引き締めていました。芝居の社会的背景が難解ですが家庭の問題は現代にも通じるものがあると思う。

    頼りにならない夫への苛立ちと愛情の板ばさみになる妻や、怠け者のダメ夫は今もありがちな問題でサラのセリフに共感できた。一方、そんな夫婦から離れる子の感情にも共感できた。

    素晴らしい舞台でした。
  • 満足度★★★★

    歴史の証人
    スペイン戦争からハンガリー事件までの一家族の社会主義への希望から絶望までが描かれた作品。歴史の教科書ではわからないことが市井の人々を通してわかってきた。

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