実演鑑賞
長崎市公会堂(長崎県)
他劇場あり:
2012/09/22 (土) ~ 2012/09/24 (月) 公演終了
上演時間:
公式サイト:
http://www.bungakuza.com/information/index.html
期間 | 2012/09/22 (土) ~ 2012/09/24 (月) |
---|---|
劇場 | 長崎市公会堂 |
出演 | 鍛治直人、名越志保、植田真介、藤﨑あかね、大原康裕、松岡依都美、石川武 |
脚本 | ロバート・ボルト「FloweringCherry」、訳:坂口玲子 |
演出 | 坂口芳貞 |
料金(1枚あたり) |
~ 【発売日】 長崎市民劇場 問い合せ:095-823-6588 |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | |
説明 | ※渡辺徹主演を予定しておりましたが、都合により鍛治直人に交代します。 【あらすじ】 ■ 保険会社で働くジム・チェリーは、妻イゾベルと娘ジュディ、息子トムの四人暮らし。 会社勤めは性に合わず、上司とも上手くいかない。酒で鬱憤を晴らす日々だ。 いつの日か故郷のサマセットに帰ってリンゴ園を経営する……そんな夢とも幻想ともつかない想いを密かに暖めている。 しかし土地も貯えも持たない彼には凡そ不可能な夢である。そんなある日、種苗販売のボウマンが自宅を訪れる。 ジムからの手紙を受け、数百本に及ぶリンゴの苗木を販売に来たという。困惑するイゾベル。 更には解雇されたことを家族に言い出せずに、毎日どこかへ出かけては時間を潰し、酒をあおるジム。 それでもまだサマセットの夢にしがみついている。イゾベルはジムの失業を知った時、ある提案をする。 今住んでいる家を手放し、サマセットに土地を買おうというのだ! 思いもよらず夢が実現しようとしている…だが、ジムの口からは意外な言葉が。 【解説】 ■ 1965年に初演されたこの作品は、「チェリー像を道化師のように、ある時は哀れにある時はこっけいに演じ切った」 と評され、主演した北村和夫の当たり役となり、67、74、80年と再演を重ね、文学座の財産演目と呼ばれる作品となりました。 2009年、惜しくもその北村和夫を亡くした後、この記念碑的演目の新たなジム・チェリー役に渡辺 徹が挑みました。 コミカルな演技からシリアスなものまで、幅広く演じることの出来る彼ならではの新しいチェリー像に、「不況の嵐の中の日本で観ると、チェリーはダメ男どころかヒーローだ。とても辞表なんか叩き付けられないご時世、初役の渡辺徹をみているとそう思えてならない」と評されるなど、笑いに沸いた会場はやがて涙に包まれ、カーテンコールでは大きな拍手に包まれました。 坂口玲子さんによる新たな翻訳と、坂口芳貞によるきめ細やかな新演出が、更に「激しく、しかも心にしみ入るような作品」仕上げ、そしてチェリーと共に重要な役である妻のイゾベル役を務めた名越志保の的確な演技など、全ての要素が絶妙に噛み合って、過去の名作から現代の名作へと生まれ変わっています。 29年ぶりに文学座で再演された本作は、まったく新しい息吹と共に蘇り、これから再演を重ねることで文学座の新たな代表作として未来の記憶に刻まれる作品になってゆくでしょう。 【イントロダクション】 初めてこの作品を見た25歳の時、美しく劇的な幕切れに、恥ずかしいくらい泣きました。 北村和夫のジム・チェリーは、ステージを重ね年齢を重ねてどんどん熟成されていきました。 その歴史の中で私も演出者として北村和夫最後のチェリーに立ち会いました。 その舞台の魅力は名人芸と言っていい唯一無二のものでした。 しかし、2009年に若い出演者と新たに立ち上げたこの作品は、名人芸を失った代わりに、 アンサンブル演技で人間関係を丁寧に掘り下げていく舞台になりました。 そのことで私自身若い時には気づかなかった、作者が人間の弱さに向ける厳しいと 同時に暖かい眼差しを強く意識させられました。 今を生きる私たちに鮮やかに訴えかけてくる舞台にと念じております。 坂口芳貞 |
その他注意事項 | 可児市文化創造センター 9月28日(金)18:30 ※アフタートーク 八尾市文化会館 9月30日(日)16:00 ※アフタートーク |
スタッフ | <キャスト> ジム・チェリー …… 鍛治直人 イゾベル・チェリー …… 名越志保 トム …… 植田真介 ジュディ …… 藤﨑あかね ギルバート・グラース …… 大原康裕 ディヴィッド・ボウマン …… 石川 武 キャロル …… 松岡依都美 <スタッフ> 美術・乗峯雅寛 照明・金 英秀 音楽・加藤健一 音響効果・望月 勲 舞台監督・北 則昭 演出補・所 奏 制作・友谷達之 |
【あらすじ】
■ 保険会社で働くジム・チェリーは、妻イゾベルと娘ジュディ、息子トムの四人暮らし。 会社勤めは性に合わず、上司とも上手くいかない。酒で鬱憤を晴らす日々だ。 いつの日か故郷のサマセットに帰ってリンゴ園を経...
もっと読む