満足度★★★★
青春マグナム
押忍、せっせとビラを見ては色々な小劇場に足を運んどる観劇人どぅえす。
これは、高校の空手部が、5人で出場するなんかの空手大会に出ようとするんだけど、部員は1年1人と2年の先輩の2人しかいなくって、「どーする、どーすんのよ!?」ってストーリー。だったと思います。
そこへ、強くなりたいがために空手部に入部しようとするイジメられっ子の1年生や、実は山篭りしてる3年の山本っつーチョーつええキャプテンとかが加わっていくのですが、それぞれのキャラがかなり立っていて、非常に見応えがありました。
で、ここまでで4人。あと1人入れば大会に出られるって時に山本キャプテンが連れてくる切り札がまさかの「○○」で、見てるこっちは「えーーーーっ」てな具合になります。ちびまる子ちゃん風に言うなれば顔に縦線5本ぐらい入っちゃう感じ。でもそのグダグダ感も含め、気楽にのんびり見られるコメディでした。
あと「あえて言おうカスであると」とか、名作のセリフの引用があるのも、遊び心があっておもれーっす。
そうそう、あの「スラムダンク」で安西先生を前に三井が涙したあの名シーンのパロディとかもね!!
下ネタとかもちょいちょいあって、くだらねーって思いながらもつい笑っちゃう感じ?
で、それだけかと思いきや、なんか知らないけど空手部を潰そうとするお嬢様や、部員の1人に恋してる女子とかも登場し、空手マグナムから恋愛マグナムへと変化していき、なかなかの練られたストーリーでした。やっぱ芝居に女性は不可欠(勝手な持論)。
最後に、今回の個人的な観劇(感激)ポイントは、
2年の先輩がイジメられっ子の1年生に自分を殴らせるんだけど、そのあと
「入部届の判子は、ばっちり俺のここに押してあるぜ」って
殴られたところを指差すシーン。かっけーぜ、先輩!すげーメタボリックな感じの役者だったけど…
満足度★★★★★
最高!!
流れるように始まり、流れるように終わったという印象です。
要所要所しっかり笑わせていただきました。
キャラクターの個性が非常に強く、各々の役割もしっかりしていて、
喜劇が好きな人なら、絶対にお勧めです!!