イッセー尾形のこれからの生活2012 in 真夏の博多 公演情報 イッセー尾形のこれからの生活2012 in 真夏の博多」の観たい!クチコミ一覧

期待度の平均 5.0
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    そして船は行く
     九州での舞台公演、小倉が最後になるはずが、急遽、博多公演が決まった。「休眠」に入るイッセー尾形の舞台を観られるのは、これが本当に本当の最後だ。
     先日公開された映画『図書館戦争 革命のつばさ』では、イッセー氏は重要人物である当麻蔵人を演じた。画と声を一致させる「初」声優経験には、さすがのイッセー氏もかなり苦労させられた模様である。しかし、童話を朗読するシーンの出来映えはやはりさすがとしか言いようがない。
     今後はこうした「声優」活動も含めて、映像の仕事の方が増えていくのだろう。それでもイッセー尾形の真骨頂は、舞台にこそあると力説したい。

     小倉と福岡は距離も近いので、ハシゴする観客も少なからずいる。そのため演じられるスケッチは、極力重ならないように、新ネタを持っていくのが常であったが、ポスターを観ると、小倉で演じた「博多のサラリーマン」を再上演するようだ。小倉公演で一番の爆笑を誘った珠玉のスケッチである。
     これはぜひもう一度観てみたいのだが、残念なことにどうしても都合が付かなかった。観に行けない芝居を宣伝するのも気が引けはするのだが、毎回必ず高水準で、観た甲斐があったと感じさせてくれる芝居など、滅多にあるものではない。
     これがおそらくは、九州でイッセー尾形の舞台が観られる最後になる。ぜひ、ご観劇を乞うものである。

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